オザワークスです。
アーリーリタイアやセミリタイアという言葉を投資ブログでよく目にします。
ぼくも投資家ですが、ぼくはそういったものを目指していません。
多分、リタイア自体しません。というかできません。
主に収入が低いからですが、聞くも涙語るも涙の事情があるのです。
と、その前に今週の配当です。
(マネックス・特定) $14.45
【DIA】SPDRダウジョーンズインダストリアルアベレージ
(SBI・NISA) $6.07
(マネックス・特定) $26.92
【DUK】デューク・エナジー
(マネックス・特定) $13.57
【IP】インターナショナル・ペーパー
(マネックス・特定) $14.36
【KHC】クラフト・ハインツ
(マネックス・特定) $14.36
【DIA】SPDRダウジョーンズインダストリアルアベレージ
(マネックス・特定) $4.86
2018年9月合計 $502.09
2017年9月合計 $444.91
2016年9月合計 $376.10
2019年合計 $4280.65
2018年合計 $4576.96
2017年合計 $3996.81
2016年合計 $3408.96
今まで全部合計 $20351.28
2018年CFD米国株配当合計 ¥9441
2017年CFD米国株配当合計 ¥1327
今まで全部CFD米国株配当合計 ¥23357
2019年ワンタップバイ米国株配当合計 ¥95
2018年ワンタップバイ米国株配当合計 ¥12
今まで全部ワンタップバイ米国株配当合計 ¥107
もくじ
アーリーリタイアもセミリタイアも目指さない
アーリーリタイア、あるいはセミリタイアを目標とする投資ブロガーは多いです。
そりゃあそうです。だって毎日会社に行かなくても投資だけで食っていけるんですから。
遊んで暮らすってやつです。毎日好きなだけ自由時間。いいですね。
しかし、ぼくはアーリーリタイアやセミリタイアを目指しません。というか、リタイアを目指していません。
理由は、リタイアを実現するだけの資産を築き上げることがなかなか大変である、という物理的な理由がまず一つ。
それから、あまりにも自由で束縛がなさすぎるのもなんだか辛そうだ、という精神的理由からです。
以下、詳しく見ていきます。
アーリーリタイアとセミリタイアの違いとは?
まずアーリーリタイアとセミリタイアって何だろう? どう違うのでしょうか?
どちらも正確な定義がある言葉でもないでしょうから私見を述べれば、アーリーリタイアは60歳(65歳?)の定年退職よりも早くリタイアすること。
セミリタイアは、年齢に関係なくフルタイムで働かずに「半分くらい」、あるいは「ほとんど」リタイアした状態。
言葉の定義としては大体こんなところじゃないでしょうか。
先に述べたようにぼくはリタイアをするつもりはありません。けれど一生フルで働くのも嫌なので、感覚としてはセミリタイアに近いのかもしれません。
ただぼくの中のセミリタイアのイメージよりは、もう少し働いている感じ。というか働かざるを得ない感じ。
完全リタイアには大きな資産が必要
仕事辞めたい、働きたくない。わかります。だけど無職って当然労働収入がないわけです。仕事辞めたあとの生活どうすんのって話です。
リタイアするには、それなりの資産額が必要です。生活費は各人で異なりますけど、まあ1000万円ぽっちではリタイアはできないですね。
アーリーリタイアの場合は、リタイア後の人生がそれだけ長いわけですから、作っておかなければならない資産額はさらに大きくなります。
セミリタイアだったら労働収入がわずかでもあるわけで、ちょっと働いて給料もらって、資産も切り崩してってことになりそうです。
いずれにせよ、無一文でリタイアはできませんね。資産が必要です。
1億あったらリタイアできるも、その1億作るのが無理ゲー
もし1億円の資産があったら、多分誰でも即リタイアが可能でしょう。そこから先は完全イージーモードです。
ただ、1億円の資産を作るのがとにかくしんどい。そこまでが地獄のハードモードです。
よく投資のブログなんかでは「資産額1億円に達しました」なんて書いてありますが、そんなやつはほとんどいません。あなたの周りにも1億円持っている人なんていないでしょう?
それが普通。
リタイアするにはとても大きな資産が必要になりますが、そのとても大きな資産を築き上げることがとにかく難しいわけです。
1億が無理なら1億以下で人生を設計すれば良い
で、ぼくならどうするのか。
正直、ぼくの労働収入は「へちょい」です。ブログでも全然稼げていません。能力がないのです。
こういう普通か、ないし普通以下の人が1億とかそういう大きな資産を築くことは、はっきり言って無理です。
投資の効果を使っても圧倒的に収入が足りていません。お金持ちにはなれません。「コツコツ投資」なんてやっているようではダメです。
だったら、資産額1億以下でどうにかやっていくしかありません。
アーリーリタイアとかセミリタイアなんて贅沢は言っていられないのです。それらは所詮高給取りにのみ許された身分です。
目標資産額は3000万円
例えば、人生の最終的な目標資産額が3000万円なんていうのはどうか。
それでも多い? いや、でもそのくらいまではがんばらないとあとがきつい。
3000万円くらいは、コツコツがんばっていれば何とか作れます。まあ、これも人によるのでしょうけど。
ぼくが言いたいのは、高すぎる1億円という目標よりもより現実的な3000万円に落とした方が精神的に楽だよね、ってことです。
1億とかマジ大きすぎ。徒歩で月まで行こうとするようなもの。あまりにも無理なことはしないほうがいい。
年間100万円の配当金をもらいながら適当に働くのが目標
3000万円の資産を運用していれば、年間100万円くらいの配当金がもらえるはずです。ポートフォリオの利回り次第では、2000万円くらいでも可能かもしれません。
まあ、100万円くらいの不労所得があれば、すぐにアーリーリタイアやセミリタイアをというわけにはいかなくても、生活的にはかなり楽なはずです。
ぼくの考えでは、その100万円の配当金を毎年もらいながら、それでも働く。しかしながらフルに働くわけではなく、多少時間や労力を落として働く。
なんて言えばいいんだろう。セミリタイアではないんだけど、適当に働くみたいな。
それでも精神的にはすごく楽なはずですよ。ぼくの周りの労働収入しかない人たちと比べれば。
そこが大事なところです。
リタイア後に毎日が夏休みだと、ボケそう
まあぼくの予想では、自分の資産額はとても中途半端で完全なリタイアまではいけないから仕方なく働き続ける、ということになっています。
けれどもし何かが間違って大金を手にしてしまっても、ある程度は働こうとぼくは思っています。
その理由は、人間やっぱり何かしら不自由なところがないといけないんじゃないか、と思うからです。
毎日が夏休みは多分、きつい。
会社が嫌で独立してビジネスを立ち上げるような人は、時間なんていくらあっても足りないくらいだろうけど、ぼくはそういうタイプでもない。
葉っぱの裏っ側に引っ付いてじっとしているカタツムリみたいなタイプです。
会社人間、仕事人間というわけじゃないけど、カタツムリでも毎日朝から晩まで自由時間だと多分きついと思います。精神的に。
で、多分多くの方がそうだと思うんですよね。会社辞めたいって思っても、じゃあ辞めて何すんの? となると特にビジョンはない。
経済的にももちろん無理だけど、精神的にも労働を辞められない。だけど、フルタイムで働くのはもう嫌。こういう方は多いはずです。
ボケない程度に適当に働く
その解決策として、それなりに働く。ガシガシに働くのではなく、気楽に働く。適度に働く。
一日のうち何時間か、あるいは一週間のうち何日か労働に拘束される生活。
それは面倒なんですけど、吐き気がするほどではなくあくまで気楽に「行ってきます」と出かけて行けるレベルのものです。
そういう面倒くさい拘束があると、むしろ自由100%よりも生活にメリハリが出るような気がします。
ああ、だからぼくは適当に働き続けるんですね。
投資家には地に足の着いた目標が必要だ
さて、ぼくがアーリーリタイアやセミリタイアをしない理由、お分かりいただけましたでしょうか。
収入が低くて完全なリタイアをするだけの資産を築くのが多分無理。
だったら3000万円の資産額で年間100万円の配当金をもらいながら適当に働く。
そんな人生設計。
世にあふれる投資話は、どれもこれも億だ何だと大げさすぎます。億なんて数字は、多分ほとんどの人が見ることなく終わります。
現実は、それなりです。そしてそれで良いのです。
これはそんな話。
オザワークスでした。
オザワークスさん、はじめまして。
薔薇の艦隊
https://rosefleet.net/
のドルチェと申します。
旧ブログから愛読しております。
CFDを活用した資産形成、とても参考になります。
ありがとうございます。
今回の記事ですが、とても共感できるものがありましたので、
コメントさせていただきました。
夢を見ながら、楽しく資産形成できるのがベスト。
一方で、オザワークスさんのように、
リアリティを伴った人生設計を考える視点も、極めて重要だと共感しました。
私も、現実世界で、日本の会社員として生きる人間ですので、
投資に投入できる金額には限度があり、
また、家族の支出もありますので、なかなか資産形成は容易ではありません。
いつもためになる記事、ありがとうございます。
今後とも、よろしくお願いいたします。
こちらこそよろしくお願いします。オザワークスです。
投資をする人としない人で投資に対するイメージがずいぶん違う気がします。
「億」なんて必ずしも狙う必要もないし、株に手を出したからって破産するわけでもない。
そういう大げさな投資ではなく、もっと生活に根差したプラスαの投資もあるよ、楽しいよ、ということがもっとうまくブログで伝えられるといいのですが、いや難しいですね。
CFDにしろ何にしろ、まずちょっとずつやってみて、ちょっとずつ育ててみる。ぼくの投資はいつもそんな感じです。
自分が手探りで楽しくのんびり現実感を持ってやっているところを見てもらえればと思います。
応援サンキューです。
オザワークスさん、お返事ありがとうございます。
薔薇の艦隊
https://rosefleet.net/
のドルチェです。
「投資をする人としない人で投資に対するイメージがずいぶん違う気がします。」
本当に、おっしゃる通りです。
少しずつでも自分でやってみないと、見えてこない世界、ありますよね。
CFD、私はまだ着手できていません。
とても興味があるのですが、怖いというイメージが先行してしまい、
一歩が踏み出せないでいます。
そういう意味で、オザワークスさんが、あたかもドラクエの勇者のように見えます。
私は、CFDに対しては、まだ「皮のよろい」さえ身に着けていません。
うーむ、一撃でやられる。
これから、オザワークスさんの体験談を参考に、
本格的に勉強し、体験していきたいと考えています。
今回、御縁をいただいたことに感謝し、
私のブログにオザワークスさんのリンクを貼らせていただきましたので御報告いたします。
https://rosefleet.net/liberal-alliance-of-investment/
志を同じくする仲間として、今後とも、よろしくお願いいたします。