オザワークスです。
マネックス証券の米国株のコーポレートアクション情報が、いつの間にか使えるものになっていたので記事にします。
いつ改善したのだろう? ちょっと前までは、何年も前の情報がトップに出たまま更新がストップしていたのに。
がんばったね、マネックス証券!
もくじ
コーポレートアクションって何?
コーポレートアクションとは、企業が合併したり分裂したり、社名を変えたり、上場場所を変えたり、そういった諸々のアクションすべてを指す言葉です。配当金を株主に支払うのだって、コーポレートアクションのひとつです。
投資家にとって、株を保有していたり気になる銘柄の併合やスピンオフの情報は大事ですよね? ある日突然、保有している銘柄がなくなってしまったりしますからね。
そんなわけで、コーポレートアクション情報は投資家にとって超重要で、その情報をしっかりと提示してくれる証券会社はありがたい存在なのです。
覚醒したマネックス証券
2019年の春頃から、マネックス証券の米国株のコーポレートアクション情報が強化されました。強化されたというか、以前は使い物にならなかったのがようやく機能し出した、と言うべきですね。
以前は、何年も前のもうとっくに終わった企業合併の情報などがそのまま出ているだけでしたが、今のマネックス証券は違います。最新のコーポレートアクション情報が日々更新されています。
実際に見に行きましょう。
まず、マネックス証券にログインして、トップメニューの「米国株・中国株」⇒「為替振替、口座管理」と進んで、別タブの外国株口座の画面を出してください。そこのメニューの「投資情報」を押すと画面左のメニューの中に「コーポレートアクション」の項目があります。
「コーポレートアクション」を押すと別のウインドウが開きます。
マネックス証券のコーポレートアクション情報の利点
マネックス証券のコーポレートアクション情報の良さは、とにかく情報が細かく、かつ見やすいことです。
「配当」「上場廃止」「分割・併合」「合併」「スピンオフ」「ティッカー・銘柄名変更」「市場変更」と、情報はコーポレートアクションの種類ごとに分かれています。
そしてそれぞれの「権利落ち日」や「効力発生日」で時系列に並べることが可能です。ティッカーでも並び替えができるので、銘柄名でも探しやすい。
例えば、ぼくの保有しているカナダの金採掘業者である【GG】ゴールドコープは、2019年4/18を効果発生日として【NEM】ニューモント・マイニングという会社に合併されます。ついては、ゴールドコープの株主に対して、GG1000株あたりNEM328株が割り当てられます。
こんな重要情報が、すぐに探せますし、読みやすく表示してくれます。いや、本当にマネックス証券のコーポレートアクション情報は覚醒しました。一番良い。
マネックス証券で配当情報をまとめて手に入れる
さらにマネックス証券の利点は、配当金の情報までまとめて見られるところにあります。銘柄から発表された配当金の情報、「権利落ち日」や「現地支払い日」「1株あたりの配当額」などが表示されます。
おそらく検索の対象は、マネックス証券が取り扱う3000銘柄以上の個別株、ETF、ADRすべてなのでしょう。その配当情報は、ズラズラ~っと凄まじい数です。ぼくのように保有する銘柄数が多いと、1画面に知った顔(銘柄)がいくつも入って来ます。
【MO】アルトリア・グループの今度の配当は、1株あたりの配当額が$0.80で、権利落ち日が3/22で、現地での支払日が4/30とかすぐわかります。支払日が4/30っていつもよりちょっと遅いなあ、なんて情報はここで初めて知りました。
現時点で把握しうるこの先数ヶ月の配当情報を、一覧でまとめて把握できる。これがマネックスの配当情報のすごいところです。支払日に対してちょっと意識の薄くなりがちな権利落ち日が、もうバッチリですからね。
他の証券会社では、銘柄ごとの配当情報は見られても、それだけを一覧にして投資家に見やすく提示することはできていません。取扱銘柄数が増えるほどに、そこは難しくなるのでしょう。
楽天証券は、コーポレートアクションをさり気なく教えてくれる
ついでにマネックス証券以外のコーポレートアクション情報を見てみましょう。
まずは、楽天証券です。楽天証券のコーポレートアクション情報は、ログインしてトップメニューの「海外株式」⇒「米国株式」で画面右側のメニューの中に「銘柄情報(株式分割等)というのがあります。
楽天証券はまずまずなんですけど、なんか情報の検索がやりにくい。上のゴールドコープを検索しても何も出ないし。全体的になんか、情報が、少ない? そんな印象。並べ替えができないのも痛い。
楽天証券で良いのは、ポートフォリオの画面などで出てくる、ピンク色の「CA」マークです。
CAはコーポレートアクションの略で、分割や併合など、配当以外の重要なコーポレートアクションの発表があった銘柄は、こうして注意喚起してくれます。
CAマークをクリックすると小窓が開いて、アクションの詳細が表示されます。
さり気なく教えてくれるのが良いですね。
SBI証券のコーポレートアクション情報は、まったくのゴミ
続いてSBI証券ですが、SBI証券のコーポレートアクション情報はイマイチです。とにかく情報を探しにくい。検索性はゼロです。
ログインしたら「外国株式・海外ETF」と進み、画面右にある「本日の注意銘柄・米国株式」がそれです。
押すと、注意の必要な(重要なコーポレートアクションを控えた)銘柄一覧がズラッと一直線に出てきます。配当以外ですね。
これがまた本当に一直線に一覧表が下に伸びていくだけなので、本当に欲しい情報が探しにくい。見るたびに嫌になります。
ぼくのポートフォリオをご覧になった方はわかると思うのですが、あれと同じようにズラズラズララーっとひたすら下っていく感じです。見にくいったらありゃしない。
まあ、情報の内容に不足はないんですけどね。それでもSBI証券のコーポレートアクション情報は、要改善です。業界第1位がこれではいけない。
まとめ。情報を見やすい探しやすい証券会社は自然と使ってあげたくなる
まとめです。
マネックス証券のコーポレートアクション情報機能がいつの間にか劇的に改良されていました。いつまでもクソ使えないマネックス証券ではありません。今では、情報の見やすさ探しやすさNo.1です。
対する楽天証券は、ちょっと押され気味。もう少し検索能力を上げてほしい。
SBI証券には、コーポレートアクション情報は期待するな。
以上です。とにかくマネックス証券のコーポレートアクション情報は、騙されたと思って一度のぞいて見てください。かなり良い仕上がりになっているとぼくは思います。間違いなく使えます。
そんな感じで、新機能を利用してまたマネックス証券で米国株買っちゃおうかな。
オザワークスでした。
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