オザワークスです。
投資家と投資をしていない人のアタマの中は、かなり違います。
物事の感じ方や考え方などは、そんなにというほどに異なっています。
その原因の多くは、投資をしていない人の投資家への理解不足です。投資家は生まれつき投資家というわけではないので、投資をしていない人の考え方はわかる。
その投資家や投資への理解不足や勘違いなどから発せられた一言が、ときに投資家をイラつかせることもあります。
今宵、投資家をイラつかせる投資をしていない人の言葉、Top3を発表したいと思います。
意外とヒドイことを言われない
では早速行きましょう。
投資家をイラつかせる投資をしていない人の言葉、Top3。
第3位!
なし!
ありません!
さらに、第2位もありません!
ぼくがあまり周りと投資の話などしないからなのか、それとも周りが心優しい理解のある投資をしていない人たちばかりなのか、これといって嫌な言い方をされたことがないんです。
よく聞く、「そんなに金儲けをしたいのか!」みたいな非難を受けたこともありません。一度もです。
ぼくが投資をしていることを知ると、ほとんどの人は「んんん? わかんない話題来たぞ、これ」みたいな、ちょっと反応に困ったような顔をすることが多いです。
よくわからない、知らない、が先に来て、何か自分なりの感想を言うところまで意識が来ていないのでしょうね。宇宙人を目撃したときと一緒です。
ぼくとしてはちょっと物足りない反応でもあります。
でも一度だけイラっとしたある人の言葉
しかし、一度だけ、ある人の言葉で普段は温厚なぼくが明らかにイラっと来たことがあります。
それが、第1位です!
ていうか、~Top3、とかそういうブログのタイトルにしたのは、そのほうが引きが強かろうという理由からです。ウソ言ってごめんなさい。1コしかないです。
さて、その第1位の内容ですが、発言者は50代の女性。ぼくと同じ運送会社に勤めるパートのおばちゃんです。
そのおばちゃんとふとしたきっかけで投資の話になり、ぼくが米国株投資に全力を傾けていると知ったときに発した一言。
「そんなに儲かってるならみんなに何か奢んなきゃ」
これ。
文字にして書いてみると何気ない一言なんですが、聞いた瞬間ぼくはイラっと来ましたね。
「投資」の意味が違う
イラっと来た理由は何だろう?
考えてみると、投資家と非投資家の間で「投資」という言葉の意味が違うことがわかります。
「そんなに儲かってるならみんなに何か奢んなきゃ」
基本的に、投資をしていない人は、投資は楽してお金を儲けることができるもの、という意識があります。宝くじと一緒なんです。
なので、その幸運をみんなにも分けてよ、という意味で上記の言葉を発したものと思われます。
ごく気軽に。ごく当たり前に。幸せの、おすそ分けと。
しかし、投資を経験された方はわかると思いますが、投資はそんなに楽なものではありません。
身銭を切って良かれと思ったものに投資しているのに、3日と空けず次々と不安が襲ってきます。眠れなくなる人もいるほどです。
「投資」という言葉の意味が両者で違う。
こんなに苦労して我慢して苦しい思いもして投資しているのに、楽してお金儲けしたんだから周りに奢って当然、みたいな言い方を笑ってされると、さすがのぼくもカチンとなります。
本音はなかなか言えない
あのねえ、おばちゃんねえ。
こっちゃ、身銭切って勝負してやっとこさ結果出してんだ。
それをなんだ? 奢って当然だ?
他人様にたかる乞食根性も大概にしろってんだ。
会社が悪い決算を発表して、従業員の給料が直ちに下がるか? 下がらんだろ?
明日も明後日ものうのうと仕事できるだろ?
ただ株主は違うんだ。経営の失敗を株価の下落という形でもろに受ける。
投資の道は決して楽なことではないんだ。
あと、おばちゃんが興味あるって言った「金」の投資。
そんなもんは金持ちが資産の保全のためにやるもんであって、お前のようなビンボー人がやるべきもんじゃないんだよ。
そんなことも知らねーのか。
……などと、本音をぶちまけるようなこともできず、「いや~、そんな奢るほど儲かってないっすよ~」と頭をポリポリ愛想笑いを浮かべることしかできないぼくでした。
「投資」の意味が違うから仕方ない
まーね、おばちゃんだってホントに奢ってほしくてそう言ったわけでもないでしょう。
ただの会話の流れで出た「お付き合い」とか「お愛想」という類のもの。
それから受け取り手のぼくのほうも、何か別のことで少々その日は虫の居所が悪かったのかもしれない。
その場の状況や会話の流れ、双方のコンディションで言葉の受け取り方なんてまるで変わります。
でも、ぼくはそのときその人の言葉にイラっと来たのです。ぼくとしては珍しく。
良く知りもしないで勝手なこと言いやがってと。
でやっぱりこういう意識の行き違いが起こってしまう下地には、投資する人としない人の投資についての経験や知識の差が大きく影響していると思うわけです。
だから今後もきっと、世界のどこかで投資家は投資したことのない人の言動に小さなイラつきを覚えることでしょう。
仕方ない。
そのイラつき、ぼくはわかってあげられる
でもぼくはわかっていますからね。
投資家の皆さんのイラつきが。
周囲からの非難とまでは言わなくても、何かちょっと引っかかる言い方をされたりってことは、やっぱりあると思う。
それが原因でちょっと落ち込んだり、気にしたりってこともあると思う。
ちょうどまたそのとき株価のほうも調子が悪かったりすると、ダメージが増すのよね?
わかる。
「え? 株なんて危ないんでしょ?」
(今、身を持って体験しとるわ! ボケが!)
わかるよ~。
ぼくは何かできるわけでもないけれど、皆さんの日々感じているムムムな気持ち。
わかりますから。
わかることだけはできますから。
共感できる同じ投資家という人種が沢山いることも、どうか忘れないでください。
言いたかったのはそれだけです。
投資家セラピスト、オザワークスでした。
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