オザワークスです。
ESG投資やらクリーンエネルギー投資やら、かしましいです。
こういった流行の投資は急速に廃れることもあるため、急いで飛びつくのはどうかな? もうちょっと様子を見ては? という自分の立場を表明したのが前回の記事でした。
やっぱり、よくわからない新しいものによくわからないまま投資するのって怖いですもんね。
見慣れない新しいものが、見慣れた安心できるものになってから投資したいものです。
リターンは、そこからでも十分です。
もくじ
新しい投資ジャンルはETFに注目!
最近流行りのESGとかクリーンエネルギーとか。投資の世界にも旋風を巻き起こしています。
このような流行は、数年おきに次々出てきます。
流行は一過性のもので終わってしまったり、流行からスタンダードとなって広く根付いたり、初期段階ではどちらに転ぶかよくわからない場合も多い。
それらのぼくの見分け方ですが、ETFです。
それら新しい投資のETFを観察することによって、流行が「本物」として残るかどうかがわかります。
ちなみに、ETFとは上場投資信託のことです。
多産多死のETF。流行時の投資は避ける
では、具体的に考えていきましょう。
ESGでも仮想通貨でも何でもいいのですが、新たな投資のジャンルというか流行りが始まると、「それ」関連のETFが勃興します。
ビットコインが流行ればビットコインのETFが、クリーンエネルギーがひとたび注目されればクリーンエネルギーのETFが、まるで雨後の筍のように世界中で生み出されます。
まさに流行り。2021年現在の「鬼滅の刃」ブームみたいなものです。何でもかんでもコラボしていきます。
ですが、この段階で焦って投資する必要はありません。
ボコボコと産まれまくるETFの中には、ゴミみたいなのもありますからね。
そのようなゴミを掴まないために、この段階では様子見します。
生き残ったETFだけが「本物」だ!
何年か経つと流行というものは自然と収束します。
ここで、分岐点です。
流行り物だった「それ」が、ただの流行り物か、それともずっと残るスタンダードになれるのか。
鬼滅の刃がただのブームで終わるのか、それともドラゴンボールのように永久に新商品が作られる「本物」になれるか。
投資の場合、残る流行はETFが成長した状態で定着します。
ブームのときにいくつも生み出されたETFは、ブームが治まっていくと自然とほんの一握りに集約されていきます。
投資家の資金には限りがあるので、自然と有力なETFにだけ資金が集まっていき、その他は淘汰されるのです。
ぼくなら、そのタイミングで成長したETFに投資します。
これなら失敗しません。
規模の大きなETF=投資家に認められたETF
どこかの親切な人が、ETFの規模を示す純資産額TOP100という大変便利なものを発表してくれています。海外ETFの規模TOP100です。
世界には頭の良い投資家がいっぱいいますからね。流行から時間が経っても彼らが認めるETFは、本物のETFだとする理屈です。
ESGでも何でもいいですけれど、純資産額の上位に入って来てそこでやっと投資としては一人前ということ。
そういうことでいうと、クリーンエネルギーや暗号通貨のETFはまだまだ純資産額が小さい。
これは世界中の投資家がまだそれらの投資に懐疑的になっているということです。
もっと成長するまで待ちましょう。
焦って青田買いしなくてもリターンは十分
でもこれには反論もありましょう。
人よりも早く手を付けなければ、本当に爆発的な投資のうま味は味わえない。成長が落ち着てから投資するなんてナンセンスだ。
そりゃあ、その通りです。
ブーム初期に青田買いしなければ、100倍とか1000倍のリターンは得られない。
だけどね、やっぱりリスクは高いんですよ。
それがゴミでないとどこまで信頼できるのか。
ぼくは、そこは十分見極めてから投資したいですね。
それに、巨大なETFになってから投資をしたとしてもリターンは十分得られるのではないでしょうか?
現にS&P500に今から投資しても、十分儲けられます。S&P500に連動するETFはどれも超巨大ですが、これから先も成長し続けるからです。
S&P500は世界的な株価指数です。
その後もじっくり成長していくし、その成長を落ち着いて取り込めばいいと、ぼくは思います。
まあ、何をもって「十分なリターン」とするかは各人で分かれますからね。これはもう考え方の違いとしか言う他ないでしょう。
流行が本物なら結局S&P500に採用される
あと、もう一つ。
若い流行の投資ジャンルが成熟して世の中に広く認められるようになると、生き残った流行の銘柄たちは、流行の銘柄を集めたETFだけではなく、もっと大きなS&P500などのメジャーな株価指数にも採用されるようになります。
ちょうど今の【TSLA】テスラみたいなものですね。
電気自動車専門メーカーのテスラは、ついこの間、2020年11月に名門S&P500入りを果たしました。
これはテスラがS&P500に入るべき立派な銘柄であると広く認められたことを意味します。
そしてテスラが入ったS&P500は、今後のテスラの発展成長をも取り込んでいくことになります。
ここからわかることは、別に急いでクリーンエネルギーなりの流行の投資のETFを買わなくとも、いずれその銘柄が本物と認められれば、メジャーな株価指数は勝手にその銘柄を取り込んでいくということです。
つまり、考えるのが面倒であれば、S&P00に投資しておけば結局クリーンエネルギーにもいずれしっかり投資することになるのです。
焦ってアレもコレもとつまみ食いをするよりも、実はそのほうがスマートでいいかもしれません。
結局、米国の富、技術、理念、センスはS&P500に集約される法則、ここでも発動です。
凡人投資家は焦らずに待つ
以上が、投資の流行に対するぼくの対処です。
流行は横目で見ながら、それが落ち着いた後、生き残った有力なETFに投資する。
または、力のある企業ならいずれメジャーな株価指数に採用されるはずだから、結局ずっとS&P500とかのETF1本でOK。
新しい「それ」が世の中に広く認められるまで気長に待つ。
これですね。
これでいいと思います。ぼくのような凡人には。
オザワークスでした。
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