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米国株CFDの配当利回りランキング2021年10月です。
米国株CFD、配当利回りランキング2021年10月
このランキングは、GMOクリック証券で取引できる米国個別株&不動産ETFに対して投資資金1万円で2万円分の買い付け、つまりレバレッジ2倍で投資した場合の配当利回り順に銘柄を並べたものです。
さらに、このランキング内の配当利回りは、CFDの保有コストである金利調整額の予想額を受け取る配当額から引いた後の手取りの配当利回りです。
最終的に配当利回りが3%を超える銘柄のみ表示しています。
この他、詳細な配当利回りの計算方法や細かな投資条件についてはこちらの記事で。
10月 | シンボル | 銘柄 | 10月 レバ2倍 配当利回り |
9月 レバ2倍 配当利回り |
1 | T | AT&T | 14.56% | 14.56% |
2 | XOM | エクソン・モービル | 8.88% | 8.88% |
3 | REM | モーゲージ不動産ETF | 6.65% | 6.65% |
4 | VZ | ベライゾン・コミュニケーション | 6.24% | 6.00% |
5 | HPQ | HP | 4.56% | 4.56% |
6 | PFE | ファイザー | 4.16% | 4.00% |
7 | GPS | ギャップ | 3.84% | 3.84% |
8 | MS | モルガン・スタンレー | 3.60% | 3.44% |
9 | INTC | インテル | 3.52% | |
10 | KO | コカコーラ | 3.48% | 3.48% |
11 | MRK | メルク | 3.04% | 3.04% |
10月、米国株は力強く上昇
10月第4週、米国株は上がりました。
ダウ平均は最高値を更新、為替はドル高円安、原油価格も高止まり、これらすべてがCFDの配当利回りランキングにも影響を与えています。
金利調整額の増加によって4銘柄がランク外へ
10月の配当利回りランキングは、4銘柄が利回り3%以下になりランク外へ落ちて、1銘柄【INTC】インテルがランクインしました。インテル買おうと思います。
今月ランク外へと落ちた4銘柄はこちら。
シンボル | 銘柄 | 10月 配当利回り |
9月 配当利回り |
CVX | シェブロン | 1.64% | 8.48% |
RWX | グローバル(米国除く)不動産ETF | 2.40% | 5.00% |
C | シティグループ | 1.92% | 4.44% |
VNQ | 米国リートETF | -0.86% | 4.34% |
どの銘柄も株価が上がることによってCFDを保有するために支払う金利調整額が上昇、それによって受け取る配当金と効果が相殺されて手取りの配当利回りが低下しました。
石油会社のシェブロンは原油価格が上がることによって株価も上がります。
決して越えてはいけない金利調整額のルビコン川
この4銘柄の中で特に【CVX】と【VNQ】は劇的に配当利回りを下げています。
これは、この2銘柄が株価上昇により「金利調整額のルビコン川」を越えてしまったためです。
上で述べた通り株価が高くなると金利調整額も比例して増えていきます。
金利調整額がゼロ円から毎週1円、毎週2円、その次は毎週3円かと思えばそうではなく、なんと毎週7円取られるようになります。
この金利調整額の突然のジャンプアップをぼくは「金利調整額のルビコン川」と呼んでいます。
株価にして100ドルを少し超えたところでしょうか。そこにルビコン川が横たわっています。
金利調整額が毎週2円から毎週7円、3.5倍になってしまうともうどれほどの高配当銘柄でも手取りの配当利回り3%を維持できません。
そんなわけで【CVX】と【VNQ】の配当利回りが大幅に落ちてしまったんですね。
米国株の有名な高配当銘柄【IBM】【PG】【PEP】【JNJ】【MMM】などが配当利回りランキングにランクインできない理由は、これらの銘柄がどれもルビコン川の向こう側の銘柄だからです。
金利調整額は、投資している期間が長くなるほどじわじわ結構痛いです。
皆さんもCFDで配当目的の投資をする場合は(そんな奇特な人なかなかいないだろうけど)、金利調整額の値には十分気を付けてくださいね。
金利調整額についての記事。
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