CFDがピンチ! GMOクリック証券からロスカットアラートのメールが来ちゃったよ!

オザワークスです。

2020年3月9日現在、CFDの米国株がかなり追い込まれております。

とうとう、GMOクリック証券から「ロスカットアラート」のメールが届きましたので、紹介します。

CFDでは株価が下がると強制的に売られちゃう

CFDは、証券会社からお金を借りて株を買う投資です。株が上がっているときはとてもいいのですが、反対に下がり始めるとエラいことになりますです。

で、今当然下がっております。

何がいけないかと言うと、CFDで株が一定以上下がると、お金の貸し手である証券会社によって勝手に株が売られてしまうのですね。

これを「ロスカット」とか「強制決済」とか言います。投資家であるぼくの意思とは関係なく、持ち株が売られてしまうのです。悲しいです。

証券会社からのロスカットアラートがなかなかむかつく

で、今回GMOクリック証券から届いたメールは、「ロスカットアラート」です。これは、もう少しでロスカットになりそうな銘柄があるで、覚悟しいや、という死刑宣告みたいなものです。

ぼくも今回生まれて初めて「ロスカットアラート」を受け取りました。こんなご丁寧なメールが来るんですね。

もう少しこのロスカットアラートのメールを詳しく見てみましょう。ちなみに銘柄は、石油関連の【HAL】ハリバートンです。

【GMOクリック証券】CFD取引
ロスカットアラートのお知らせ

お客様の保持されている建玉がロスカットレートに近づいてまいりました。
ロスカットレートに達すると、対象建玉を強制決済させていただきます。
なお、ロスカットレートの変更をする場合は【建玉一覧】より行ってください。

[対象建玉] 建単価:19.02
約定日時:10/01 23:00
ロスカットレート:12.18

「お客様の保持されている建玉がロスカットレートに近づいてまいりました。」冒頭から何やらちょっと嬉しそうに聞こえます。「やってまいりました♪」みたいな感じがむかつきます。

「ロスカットレートに達すると、対象建玉を強制決済させていただきます。」そりゃそうですよね、と。「建玉」(たてぎょく)という言葉の意味はCFD用語で、つまりは「株」という意味です。

「ロスカットレートの変更をする場合は【建玉一覧】より行ってください。」現在の株価が下落してロスカットレートまで下がったら、その瞬間に強制決済です。

それが嫌だったらロスカットレート自体をもっと下げればいいのですが、そのためには新たに資金を投入しなければなりません。

もはやCFDは守れない

CFDの【HAL】ハリバートンの現状がこうです。

買値・$19.02
現在の株価・$13.03
ロスカットレート・$12.18

$13.03がこのまま下がっていって$12.18になればすべて終わりです。それが嫌だったら$12.18の数字をもっと下げればよいのですが、それにはお金が必要となります。

最低でも70840円は追加資金が必要です。これは最低金額で、さらに株価が下がってくればもっと必要になります。

あとは、この息も絶え絶えのハリバートンを守るために7万円を追加で投入するだけの価値があるかどうか、ですが……。

うん、ありませんね。

7000円だったら喜んで追加資金を入れますが、7万円の価値はありません。仮に資金投入してハリバートンの強制決済の避けても、買値から株価が駄々下がりで大損こいている事実は変わりません。

守ってもどうしようもないのです。

わくわくロスカット見物記

資金の追加投入以外でハリバートンを守ることはできないし、そこまでして守るだけの価値もありません。

愛着もないこともないですが、いずれにしても7万円の壁は高い。

よって、今回は自分のCFD口座が脆くも崩れていく様を指を咥えて見ていることにします。いや、ポップコーンとコーラ片手に見物させてもらいます。

ロスカットされるのも初めてですからね。これもいい経験です。

全財産=CFDは精神的に無理

などと余裕をぶっこいていられるのも、ぼくにとってCFDが遊びの範疇だからです。

CFDにこれまで投じた金額は、総額32万円。これは、自分の総資産の1.5%くらいです。

つまり、CFD口座が全部吹っ飛んでも、自分の総資産的にはほとんど影響はありません。

だからこそ、冷静に事態を見物していられるのです。

今回わかったのは、やはりCFDはリスクが高い、ということです。もしも自分の資産全部がCFDであったならば、混乱と恐怖でどう行動してしまうのか自分でもわかりません。

レバレッジを利用する投資は難しいのです。

怖っ、CFDもFXと同じく「元本以上の損失」の可能性あり

ちょっと余談ですが、FXとかCFDが投資の元本以上の損失を被る可能性がある、などという文言を聞いたことがありませんか?

それがどういう状況かと言いますと、ロスカットレートでロスカットが何らかの事情で適切に行われず、ロスカットレートよりも低い位置で決済された場合に、元本以上の損失が発生します。

元本3万円で6万円分のCFDを買い、ロスカットレートの最低値を買値の半分に定めた場合、その値を割り込むと元本以上の損失です。

簡単に言うと、元本3万で6万円分の株を買って直後に会社が潰れたら(株価がゼロになったら)、投資家は6万円を証券会社に払わねばなりません。元本は3万円なのに!

ロスカットレートがあり、そこでロスカットされるのが通常です。というか、強制ロスカットされるから投資家は精々元本を失う程度で済んでいるとも言えます。

その強制ロスカットが何らかの事情(例えば急激な値動きとか)で遅れた場合、てーへんなことになるという楽しいお話です。

3万円だの6万円だのかわいい金額ですが、これが300万、3000万円となってくれば、命に関わってきます。

過去(今でも?)、特にFXではこれで破滅した人が多数います。ユーチューブなんかではそんな楽しい動画がいくつも見られますよ。

CFDも仕組みは一緒です。レバレッジを使う投資は諸刃の剣ですので、よく仕組みを理解して慎重に運用したいですね。

怖いと言いながら勧めるヤツ

さあ、慎重にとか言いながら、思いっきり危険なものを勧めていきますよ!

今、米国株が下がっている。だったら、今米国株に投資したら、この後のリターンはきっとすごいんじゃないでしょうか!

そこで、GMOクリック証券のCFDです。CFDなら手持ちの資金以上の取引が可能です。株を安いときに買えれば、リターンも倍々です。

さあ、CFDいかがっすか~!

⇒GMOクリック証券公式「はじめてのCFD」

う~ん、悪魔の誘惑。

オザワークスでした。

"share"とは株式を意味する英単語でもある

2件のコメント

オザワークスさん、こんばんは。

薔薇の艦隊
https://rosefleet.net/
エディです。

コロナショックの渦中、
CFDというものは、本当に恐ろしいものですね。
同様に為替のFXも怖いですが。

「今回わかったのは、やはりCFDはリスクが高い、ということです。
もしも自分の資産全部がCFDであったならば、
混乱と恐怖でどう行動してしまうのか自分でもわかりません。」

オザワークスさんのように、実際にCFDをやっておられる方の言葉は重いです。

私は、第二のリーマンショック到来後、底値を見極め、
現物株から株価指数CFDに全面切り替えを狙っています。

底値でロングにエントリーし、強制決済のリスクを極小化し、
その後の上昇局面で、レバレッジをかけて資産を最大化させ、
利確した後、現物の安定配当銘柄に乗り換え、配当生活を享受する。

そういうシナリオを描いています。

強制決済のリスクは決してゼロにはできないので、
自分なりの損切ルールを事前に決めておく等、
出口戦略をしっかりと確立させる必要があると思っています。

「今回は自分のCFD口座が脆くも崩れていく様を指を咥えて見ていることにします。」

このままコロナショックが進めば、
オザワークスさんの保有しているフォード【F】も強制決済にひっかかりそうな勢いですね。
強制決済回避の追加資金投入はしないということですね?

リアルな記事を楽しみにしています。
今後ともよろしくお願いいたします。

オザワークスです。

本日無事にCFDのハリバートンとエクソン・モービルが強制ロスカットとなりました。

2銘柄が強制排除となってもぼくのCFD口座は余裕でマイナスウン万円です。

今後も静かにフォードの死を待つこととしましょう。

やはりCFDは難しい。

なかなかやられ放題です。

このぐちゃぐちゃの株式相場でぼくには一切「底値」など見えませんし、ぼくでしたら描いた「シナリオ」ごと相場に粉砕される自信があります。

ひとこと「ご武運を」としか申し上げられません。

オザワークスでした。

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ABOUT US
オザワークス
なまえ:オザワークス 生まれ:1980年 投資は2013年から開始。長野県在住。 投資初心者、またははじめてアメリカ株に興味を持たれた方向けに「米国株の長期配当投資」を紹介しています。 自分自身も米国株投資家でして、配当金を再投資して株を買い続け、不労所得のさらなる増大を目指します。 また、分散投資を重視し、毎日配当金が入金するようなポートフォリオを作っていきます。 外国株CFDでも米国株に投資し、CFDを舞台に長期配当投資へ挑戦しています。 証券会社選びから税金関係まで、初心者向けの米国株情報ブログを目指します。