オザワークスです。
投資用語解説、今回は「ポートフォリオ」についてです。
もくじ
ポートフォリオってなんですか?
投資家同士の会話や投資ブログに頻出する単語「ポートフォリオ」。これってなんでしょう?
ぼくも投資を始めて一番最初に意味がわからなかった用語が、このポートフォリオでした。他の投資用語、例えば「株価」や「配当」や「下落」とか、結構日本語で言い表されている言葉が多いですね、意外と。
ところがこのポートフォリオだけは、誰の何を見ても「ポートフォリオ」とカタカナで書かれています。それを見て、この言葉の意味はなんだろう? とぼくはポートフォリオに興味を持ちました。
ポートフォリオの言葉としての意味、それは「書類入れ」
ぼくはポートフォリオなんていう言葉は、投資の世界でのみ使われる言葉だろう、と勝手に思っていましたが、どうも違うようです。
単純な言葉としての意味は、書類などを持ち運ぶための平らなケースのこと、だそうです。ブリーフケースみたいなもんですかね。
転じて、美術や写真の世界で自分の作品をひとまとめにしたものをポートフォリオと呼ぶそうです。何枚もあるものをひとまとめにする、というイメージなんですね。
投資におけるポートフォリオとは、保有銘柄一覧+αである
さて、投資においてポートフォリオとは、保有する銘柄一覧(表)のことです。◯◯を何株、××を何株、合計でいくらいくら持っています、というあの一覧です。投資ブログではおなじみですね。
ちなみにオザワークスのポートフォリオはこちらです。
しかしながら、ポートフォリオ=保有銘柄一覧なのかというと、実はちょっと違います。まあ、ほんのニュアンス程度ですけどね。
ポートフォリオを組む、とは?
ポートフォリオを組む、という言い方があります。意味は、投資家が望んだ形に保有銘柄を組み揃えていく、というような感じです。よく言いますね。
これを保有銘柄一覧に置き換えると、保有銘柄一覧を組む、となりなんかちょっと変ですね。やっぱりここは、ポートフォリオを組む、のほうがしっくり来ます。
保有銘柄一覧は、あくまで単なる一覧表。対してポートフォリオは、完成された一覧表というよりか、そこに至るまでの構想や時間的スパンまで織り込んだもの、ではないかと思います。だから、投資のテーマごとにポートフォリオを組んだりするんですね。
とはいえ、微妙な違いです。ポートフォリオ=保有銘柄一覧と考えてほとんどの場合問題ありません。
ポートフォリオに代わる言葉を作ろうとしたものの
余談ですが、ぼくが今のブログの前に書いていたブログでは、この「ポートフォリオ」という言葉をなるべく使わないようにしていました。理由は、ポートフォリオが投資初心者にはわかりにくい、投資家たちの「内輪の言葉」だと感じたためです。
ポートフォリオという言葉を使わずに、なんとか他の言い方言い回しで表現しようとあれこれ考えました。しかし、結局どうにも「ポートフォリオ」以上の表現が見つからず、悔しい思いをしました。自分の表現能力のなさが恨めしいです。
ポートフォリオは投資家の名刺
ポートフォリオを見れば、その投資家が何を考え何を目指して投資しているのかが大体わかります。いわば、投資家の顔というか名刺代わりみたいなものです。皆さんも初対面で名刺交換するでしょう? 投資家にとってポートフォリオの公開がそれに相当します。
まあ、何も金額まですべて公開すべき、なんて言うつもりはありません。ただ、マナーとして、投資ブログを書いていてポートフォリオをひた隠しにするのは、ちょっとどうなんだろう、という気がするだけです。
あなたが普段見ているその投資ブログ、もしかしたら投資なんかしたこともない、ただのアフィリエイターかもしれませんよ?
それでは皆さんこの辺で。良い投資を。
オザワークスでした。