オザワークスです。
ちょっとした隙間時間ってありますよね?
ぼ~っとするには長くて、ブログの記事を書くには短いような中途半端な暇な時間。
そういうとき、ぼくは架空のポートフォリオを作って遊んでいます。
自分で投資していない銘柄をもしあのとき買っていたら、今はどのくらい儲かっているのか。
そんなことをシミュレートしてみては、喜んだりふさぎ込んだりして遊んでいます。
もくじ
バーチャルポートフォリオ作りは、SBI証券か楽天証券で
ヒマなとき、ぼくは架空のポートフォリオを作って遊びます。
やり方は簡単。
証券会社によくあるサービスで、自由にポートフォリオを設定できる機能があるでしょ? あれを使います。
SBI証券と楽天証券ですね。
マネックス証券……キミにはそういった機能がないね。
なので今回は出番なしだ。
1993年にS&P500のETFを「買ったことにしてみる」
とりあえずSBI証券でやってみます。やり方は楽天証券でもほとんど一緒。
SBIにログインして、外国株式に行って、銘柄は……色々考えると【SPY】SPDR S&P500ETFがいいですね。
1993年1月に上場した米国初のETFであるSPYのパワーを体感したい。
なのでSPYを選んで「ポートフォリオに追加」ボタンを押します。
そうするとほら、夢のポートフォリオにSPYが舞い降りました。
ただ、これではまだ何の意味もありません。
ここからSPYを何株買ったのか、いくらで買ったのか、買い付け日はいつだったのか、なんてことを入れていきます。
そのためには、まずはグーグルファイナンスでSPYの株価を調べましょう。
27年間でS&P500は7.6倍になっていた
1993年1月29日、米国初のETF【SPY】SPDR S&P500ETFが産声を上げました。
株価は$43.94。これをこのときに買ったことにしてポートフォリオを作ってみましょう。
買い付ける株数は230株。1万ドル(約100万円)くらいですね。当時の為替と違うけど、細かいことは無視する。
1993年1月にSPYを230株$43.94で買い付ける、と。
27年後の2020年現在、こうなりました。
株価は$43.94⇒$332.37へ。上昇率は656%。利益は6万6000ドルです。
1993年の1万ドルが、2020年には7万6000ドルになりました。
やったね!
2003年にS&P500に投資していれば約4倍の値上がり
でも、1993年なんてあまりにも昔すぎて、どうにも現実味が湧きません。ぼくが中学1年生の年です。
実際、1993年の日本から米国のSPYに投資する術があったのかなかったのか、知りませんけどかなり難しいのは確かです。まだインターネットすらほとんど普及していません。
なので、ここは時代をググっと進めて2003年、SBI証券が米国株の取り扱いを始めたところからSPYに投資したらどうだったのか、見てみましょう。
2003年1月31日の株価は$86.06。この日にSPYを120株、約1万ドル分買いましょう。
当時の日本で米国株投資をしている人なんてほぼいない状況です。さて、17年後どうなりましたか。
こうなりました。
株価は$86.06⇒$332.37へ。上昇率は286%。利益は2万9000ドルです。
1万ドルが、17年間で3万9000ドルになりました。
約4倍です、やったね!
2013年に投資してもS&P500は2倍に
でも、2003年だってずいぶん昔です。まだスマホすらない時代です。
さらにグッと時計の針を進めて7年前、奇しくもぼくが米国株投資を始めた2013年にSPYを買ったら今どうなっているのか、これを見ましょう。
ぼくが投資を始めた2013年11月のSPYは$177.29。
これを60株、1万ドル分買います。
買ったぜ!
株価は$177.29⇒$332.37へ。上昇率は87%。利益は9300ドルです。
1万ドルが1万9000ドルになりました。ほぼ倍。
過去に戻って、自分に「S&P500ETFだけに投資しろ!」と言いたい
いや~、この結果は個人的にはかなりの心理ダメージをもたらしましたね。
というのも、2013年に米国株投資を始めたぼくは、SPYなどのETFではなく個別株に特に深い考えもなく投資していました。
その結果、7年間で500万円もの損失を出してしまっています。
くっそ~。
7年前に戻って何も知らない自分を殴ってやりたい。
両手で首を絞めながら、「ETFを買え! S&P500にだけ投資しろ! さもなくば死ね~!」と言ってやりたい。
ああ悔しい!
7年前からのシミュレートとか、実にリアルでへこみます。
2013年にテスラに投資したら、上昇率は1400%!
こんな銘柄もあります。
【TSLA】テスラ
米国にある電気自動車専門のメーカーです。
このテスラの株価の上がり方がすごい。
よろしい。2013年11月、テスラに投資しましょう。してみせましょう。
2013年11月、$27.59のテスラを370株買います。
すげー。
7年間で株価は$27.59⇒$419.07へ。
上昇率は驚異の1400%。1400%という数字が一体何%なのか想像できない。
利益の額は14万5000ドル。
2013年に投資した1万ドルが、たった7年間で15万5000ドルになるとは。
上のSPYの数字と比べてもすごすぎる。
どうだ、これが米国株の力だ!
個別株はバクチ。やはりETFに投資せよ!
と言うのは簡単ですが、これ、あくまで自分で勝手にポートフォリオの数字をちょこちょこっといじくっているだけで、実際は投資していませんからね。
暇つぶしの遊びです。
ただ、暇つぶしとしても見えてくるものがあります。
確かにテスラの株価の上がり方は目を見張るものがあります。
が、テスラがこれからもこの勢いで上がっていくかどうかはわからないし、他に上がる銘柄もわかりません。
ぼくが500万円損したように個別株は結局よくわからんです。
個別の会社の生き死になんて、素人には吟味できません。
それと比べてSPYのように米国経済全体に投資するETFは、米国のこの先を予想すればよいので個別株よりは簡単でかつ、確実性が高いです。
テスラが30年後どうなってる?
うーん、わからん! そもそも自動車自体がどうなってるのかもわからん。
では、米国の30年後は?
とりあえず滅びているってのはないだろう。米国に代わりうる国がない以上は、世界経済が米国中心で回っている可能性が高い。インドが躍進してるかも?
この差です。
個別株がバクチだとすれば、S&P500はもっとずっと勝てる、勝ちやすいものですね。
しっかし、7年前からSPYに投資しておけば……。
悔しみが止まらない。
たまにはこんなふうにバーチャルポートフォリオで遊んでみるのも楽しいですよ?
オザワークスでした。
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