投資に不安はつきもの。短期、中期、長期の視点で見直してみよう

オザワークスです。

株式投資をしていると、自分の投資しているものって大丈夫なのかなあ? と不安になることありますよね?

ぼくもなります。

そんなときには、自分の保有しているものは短期、中期、長期的に見てどうなのだろう? と考えてみると上手く不安を和らげることができるかもしれません。

短期、中期、長期の時間的3段階思考法

個別株でもETFでも、投資した当初はそれが良い銘柄に思えても、時間が経つとどこからともなく不安がむくむくと盛り上がってくるものです。

そういうときには、その銘柄が短期、中期、長期でそれぞれどんな事柄に影響を受け、どのような動きを見せるかを考えてみると良いでしょう。

考えてみて、何だ問題ない銘柄じゃんと思えれば不安も消えます。

ていうか、投資する前に考えておかなきゃいけないことだな、こりゃ。

短期は1年以内のイベントや値動き

まずは、短期。

短期的にはどの銘柄も株価はランダムで動きます。これは気にしても仕方ありません。株価を気にするよりも楽しめる趣味でも見つけましょう。

また、近頃米国のインフレ率が高まり、そのせいで米国のテーパリングや利上げの懸念が……なんていうある種のイベント的なものも短期の概念に入ります。

しかし、これら直近のイベント的なことを考えたとしても、実はあまり意味がなかったりします。

というのも、短期的な時間スケールの出来事は、より上位の中期的な時間スケールに飲み込まれてしまうからです。

要するに、短期的な出来事や値動きで一喜一憂しても仕方ない、となります。

投資以外の趣味を見つけましょう。

中期は数年以内の政策や流行

次は、その中期的な視点です。

これは米国株で言えば、これからはESG投資が流行るとか、今後数年間を見る感じです。

対中国との覇権争いも中期的な問題でしょう。

このような事柄に関係してくる銘柄に事前に投資できていると、投資のパフォーマンスがとても良くなるのですが、それが難しいのが現実です。

日本だと、数年前に東京オリンピックの開催が決まり、そこからそれ関連のホテルだとかへの投資を検討する感じ。

まあ、コロナのせいで東京五輪はこんなになっちゃいましたが、中期的視点とはそのくらいの時間的スケールでモノを見ることです。

ですが、中期的視点もより根源的な長期的視点の前ではほとんど意味がなかったりします。

中期的視点は、所詮はその時々の政策であったり世の中の流れでしかないのです。

中期的な事柄で悩むよりも投資以外の趣味に没頭する方が良いですね。

大事なのは長期。民主主義であるかどうか

結局大事なのは長期です。

長期的な視点とは、その銘柄なり経済圏なり言ってしまえば国が、長期的にこれまでどれほどのパフォーマンスを叩き出してきたかです。

数十年とか100年とかの単位。

でそのパフォーマンスを決定付けているは結局、政治体制です。

社会の作りと動かし方がどうなっているのか。

答えから言ってしまうと、民主主義と資本主義を組み合わせて採用している国が長期的に経済発展します。

だから、民主主義と資本主義の国に投資しましょうとなります。

それだけです。

いや、民主主義(特に重要)でない国の経済も発展しないとは言いませんよ。

ただ、そういう国は一定以上の発展はしないんですよ。ある水準で止まっちゃうんです。

そういう歴史的法則があるんですね。

長期的にOKならまあ行ける

ですから、皆さんが自分の投資大丈夫かな? と思ったときには、短期中期的にはまあ色々あるんですけど、長期的にこれまで民主主義と資本主義でやってきた国に投資できているかな?

そしてそれは今後も変わらないかな?

これがクリアできていれば、まあ大丈夫です。

国内で人権侵害を平気で行ったり、国際ルールを無視して他国に侵略行為を働いたりする国に投資していませんか?

そういうところは長期的には必ず潰れます。

社会の土台が腐っているので、その上にどんな立派な建物を建ててもダメです。

短期、中期で利益をかすめ取るというなら可能でしょうが、長期でやってるなら手を引きましょう。

このように、短期、中期、長期でそれぞれ見ていくと自分の投資のいい点検になるというお話でした。

ビットコインは長期的にはどうか?

何となく今思いついたので、この短期、中期、長期の考え方をビットコインにも当てはめてみましょう。

まず短期。イーロン・マスクがツイートすると暴落したり暴騰したりする。マスクのオモチャと評判。上手く立ち回れば儲かるか?

そして中期。米国の名だたる企業が次々参入を表明。これは、ビットコインで決済が当たり前になる世の中が来るのか? だったらこれから上がるはず!

エルサルバドルという何やらカッコいい名前の国が、ビットコインを法定通貨にする。これはイケる! ビットコインの時代来た!

では長期では? ビットコインという誰が考え出したのかもよくわからない民間発の通貨モドキが、各国の通貨を駆逐する。そうなると各国は自由な金融政策を打てなくなるので不況に対処できなくなる。

そうなると困るので、まともな国家であれば当然ビットコインなど規制される。今はまだ規模が小さいから放っておかれてるだけ。いずれ、デジタル米ドルが……。

うーん、これは長期的には苦しくないか?

そんなことを思ったオザワークスでした。

"share"とは株式を意味する英単語でもある

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ABOUT US
オザワークス
なまえ:オザワークス 生まれ:1980年 投資は2013年から開始。長野県在住。 投資初心者、またははじめてアメリカ株に興味を持たれた方向けに「米国株の長期配当投資」を紹介しています。 自分自身も米国株投資家でして、配当金を再投資して株を買い続け、不労所得のさらなる増大を目指します。 また、分散投資を重視し、毎日配当金が入金するようなポートフォリオを作っていきます。 外国株CFDでも米国株に投資し、CFDを舞台に長期配当投資へ挑戦しています。 証券会社選びから税金関係まで、初心者向けの米国株情報ブログを目指します。