今週の配当8月第1週　特定口座なのに税金の支払いをしてくれない場合がある。特定口座の機能とその限界を知っておこう

オザワークスです。

ある日突然、証券会社から「不足金が発生しました。支給入金願います」みたいなことを言われると焦りますよね。

ぼくもつい最近、ていうか昨日、特定口座と税金がらみでそういう目に遭いました。

まあ自分のせいなので仕方ないんですけどね。

まずは今週も配当から行きましょう。

不足金は突然に

いや～、米国株で儲かりまくっちゃって困っちゃう。

今週もスイスのGPS機器メーカー【GRMN】ガーミンを利益確定売り。

で、たまたま夜勤が休みの日だったので、その勢いのままガーミンを売った代金で【GE】ゼネラル・エレクトリックと【KSS】コールズと【GPS】ギャップを買ってホクホクのぼくなのでした。

しかし3日後、問題発生。

金曜日にマネックス証券にログインすると、「不足金　発生連絡」なる見慣れない画面が現れました。

画像は、その不足金を解消した後の画面です。解消前はスクリーンショットを取り忘れました。

特定口座なのに税金が不足？

不足金？　一体何の話だ？

身に覚えのない「不足金」の入金要請に困惑したぼくですが、よく考えると思い当たる節がありました。

そうです。週のアタマに売ったガーミンのことです。

不足金の2万4900円は、ガーミンを利益確定した際に支払い義務が発生した税金の金額だったのです。

ぼくはガーミンをマネックス証券の特定口座で保有していました。

皆様もご存じの通り、特定口座では株を売って利益を出した場合に証券会社のほうで税金の計算からその支払いまで全自動で面倒見てくれます。

すんげえ便利です。

特定口座をご存じない方はこちらの記事を。

関連記事投資用語解説：特定口座とは？

2018.06.18

特定口座であっても口座にお金がなければ税金は払えない

それがですね、ぼくがガーミンを売ったとき、ガーミンを売ったお金でその日のうちに他の株を買ったと上で書きました。

それが、不足金が発生する原因だったのです。

分かりやすく流れで説明しましょう。

まず、ガーミンを売りますね。ここで利益が確定。と同時に税金の支払い義務も発生します。

そして証券口座にガーミンを売った代金が入ってきます。例えば1000ドルとか。

で、ぼくはその日夜勤が休みでしたので、ガーミンを売ったその日のうちに1000ドル分他の銘柄を買いました。

口座に残ったお金はほぼゼロです。

ポイントはここ、ガーミンを売ってできた1000ドルすべてでその日のうちに他の銘柄を買ってしまったこと。

実は、いかに特定口座といえど、ガーミンを売ってできた1000ドルが口座に入ってきた段階ではまだ納税までは行われていません。

税金の計算が行われるのは、その日の株式市場が閉じてからです。

しかし、ぼくはガーミンを売ったその日のうちに1000ドルを全部使って他の銘柄を買ってしまいました。

口座の残金はゼロです。

つまり、その日の株式市場が閉じてから特定口座が自動で税金の支払いをしようとしても、払えるだけのお金が口座にない状態だったのです。

それでも納税の義務はありますから、後日ぼくに対して不足金の入金を求めて来ていたわけです。

税金支払いを無視すると？

つまり、ぼくが悪い！

なので大人しく2万4900円入金しました。

これを無視していると、多分マネックス証券のほうで強制的に保有している他の米国株が売却されて、その代金が税金の支払いに充てられることになるのでしょうね。

そうなっては困る。

さらにもしも証券口座に保有している資産が何もなかったら？

それでも税金の支払い義務が消えるわけがないから、うーん、税務署と警察に通報されてマネックスからは出禁かな？　完全にブラックリスト入りですね。

とまあ、払うべき税金を払わないとむしろ色々面倒なことになっていくので、大人しく払ったほうが良いのです。

便利な特定口座の機能とその限界を知っておこう

はい、今回のぼくのような失敗をしないためには、株を売って利益を出したその日のうちに他の買い付けをする場合、税金分の現金を口座に残しておくこと。

大体の金額を頭で計算するのです。株式売却の利益に課される税率は、利益の約20％です。

それか、株を売った次の日に他の買い付けをする。

これなら特定口座がちゃんと働いてくれます。

今回ぼくはこのことを忘れてポカをやらかしました。

お陰で意図しないタイミングで余計な現金を失うことになってしまいました。

皆様も特定口座の機能とその限界についてはお気を付けください。

オザワークスでした。

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