皆さんはサクソバンク証券という名前の証券会社を知っておいでですか?
日本株を取り扱わず、米国株をはじめとした外国株のみを取り扱ういささか変わった証券会社です。
そのサクソバンク証券が、2021年10月4日から特定口座開設の申し込みを開始しました。
やはり特定口座はあると便利。これでまた日本における外国株投資の環境が一歩前進しますね。
サクソバンク証券は、外国株投資特化の証券会社
サクソバンク証券は、デンマークのコペンハーゲンに本社を構える金融グループ「サクソバンク」傘下の証券会社です。外資なのです。
外資だからなのかはわかりませんが、日本株はあえて取り扱わず、米国株、欧州株、香港株などの外国株に力を入れている証券会社です。
また、株式だけでなく、FXやCFD、先物、外国株のオプション取引などなかなか手広く商売しているようです。
ちょっと「玄人向け」って雰囲気の証券会社ですね。
ぼくがサクソバンク証券のサービスで注目しているのは、欧州の株式に直接投資できる点です。
米国株投資は他の証券会社でもできますが、英国やドイツやフランスなどの株式市場に直接投資できるのは、ネット証券では未だにサクソバンクだけと記憶しています。
特定口座に対応していないという問題点
しかしこのサクソバンク証券にはいくつか問題点がありました。
その1つが、株式投資が特定口座に対応していないところです。
やっぱり税金関係で楽チンな特定口座は、投資には欠かせません。
特定口座がわからない方はこちらの記事をご一読ください。
サクソバンク証券 × 特定口座で欧州株投資始まるか?
それが今回、2021年10月4日から特定口座開設の申し込みが始まりました。
「特定口座開設の申し込みが始まった」などともってまわった言い方ですが、特定口座がサービス開始したと公式サイトに書かれていない以上こういう表現にならざるを得ません。
しかし、まあ間もなく開始ということでしょう。
これでようやく、米国株だけでなく欧州株にも特定口座で投資が可能となります。
これはネット証券初でサクソバンク証券の大きな武器となるところでしょう。
取引手数料たっかいよ
特定口座対応は素晴らしいのですが、サクソバンクにはまだ2点ほど弱点があります。
それは、取引手数料がライバル他社と比べて高いこと。
それぞれの国の株式によって取引手数料は違うのですが、例えば米国株では1注文あたり取引金額の0.2%、最低取引手数料5ドル、最大手数料15ドルとなっています。
この令和の時代に最低手数料なるものがまだあること自体が信じられません。
早いとこそこは改善する必要があると思う。
それから、サクソバンクの外国株投資はすべて日本円建てでの投資となります。
これもいまいちな点で、外国株は現地通貨で投資したいものです。
せめて米ドルには対応しようよ?
米国株投資が何故米ドル建てであるべきなのかはこちらの記事で。
以下、リンク集。
⇒サクソバンク証券公式
⇒サクソバンク証券公式「特定口座サービス概要説明書」
オザワークスでした。
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