オザワークスです。
アマゾンで高度計を買ってみました。このデジタル・スマホアプリ全盛のこの時代にあえてアナログな針で表示するタイプを。これでバイクで山へ行っても、その場所の標高がわかります。早く届かないかな、楽しみ。
そんなことよりも配当です。
2018年合計 $1609.16 今まで全部合計 $13102.83
2018年CFD配当 ¥3029 今まで全部CFD配当 ¥4356
もくじ
長期配当投資でも「利確」するときもある
ぼくは常日頃から長期配当投資を標榜しています。これは株を買ったらずっと保有してずっと配当をもらい続ける、という投資です。つまり、買った株は売らん、つーことです。
しかし、ぼくは2018年1月、世界的建機メーカーの【CAT】キャタピラーを売りました。2018年1月ですよ。上がり続ける米国株がまさに絶頂を迎えたその時です。ぼくは上手いことキャタピラーを利確しました。
利確とは、値上がりした株を売却することです。値上がりして膨らんだ含み益という仮の利益を、実際に売って確定する作業ですね。
一言でいえば、儲かりました。その後2月から株価は崩れだして、5月現在でもぼくの売値を超えていません。キッシッシ、まったく美味いこと儲けさせてもらったよ。株取引なんて簡単さね。
まあ、利益は10万円くらいですけどね。
長期投資と言いながら、なんで株を売る?
キャタピラーはもともと20株持っていて、1月に半分の10株を売って利益を出しました。その後、当たり前ですがもらえる配当は、半減してしまいました。配当投資として見れば、これは明らかな反逆行為です。
では何故、ぼくはキャタピラーを利確したのでしょう?
上がっていく株価を見て配当なんてどうでも良くなった?
ーノン!
積み上がった含み益に思わず目がくらんだ?
ーある意味正解。でもちょい違う。
目がくらんだのは事実ですが、真の正解は「たま~に利益を確定したりすることによって、退屈な配当投資を長続きさせるため」です。
利確は気持ちいい
この株を今売ったら儲かる。そこでズバッと売る! 儲ける! 気持ちいい~!
儲かったときって気持ちいいんですよね。自分、敏腕、みたいな。凄腕、みたいな。なんか自分が投資家として、いえ、トレーダーとして有能になったような気がするんですよ。その一瞬は。
ただ、利確は気持ちいいものの、いつでもどこでも儲けを出せるトレード、となるとこれが難しいんですよね。知識、経験、才能? それとも運? いずれにせよ、株の取引で利益を出し続けるのがほぼ無理、というのがトレーディングの痛いところです。はっきり言ってぼくには無理です。
配当投資は、眠い
一方の配当投資は、堅実なんですけどあまりにも無風で眠くなるんですよね。配当フリークのぼくでもそうです。非常に退屈でつまらない投資です。
このつまらなさが、配当投資の問題点です。つまらなくて成果もなかなか出ないから、途中で辞めちゃう。それが一番の悪手だとわかってはいるものの、ただ株を持っているだけというのはあまりにも暇だ。
退屈な配当投資に「利確」でアクセントを付ける
そこで、折衷案。つまらない配当投資の合間に「たま~に」気持ちのいい利確の売却をして、つまらなさを中和する。これならどうだ。
配当投資がつまらなすぎて途中で諦めてしまうなら、元も子もありません。だからといって、いつでも売買で利益を上げられる能力もない。だったら、配当投資の傍らで利確できるときに「たまに」利確する。
これなら配当をもらうばかりの退屈な毎日も、たまにズバッと利益を出すオレ、なんかデキル投資家だな。よし、また明日からの退屈な配当生活に戻ろう。と、こういうふうになって、本命の配当投資を死ぬまで継続できるカラクリです。
ミソは、利確が「たまに」という点です。じゃんじゃか売っぱらっていたら、そのうち配当をもらう株がなくなってしまいます。それでは意味がない。忘れた頃に、ちょっと売っとく? くらいがいいと思うんですよね。
株の売却には厳しいルールが必要
ただこれ、たまにたまにと言いながらそのときの気分で売ったり買ったりしていたら、やがてすべてがなあなあのずるずるになり、だらしのない投資となってしまうでしょう。
投資にはルールが必要です。特に配当投資では基本的に買った株は売りません。その禁を破って売却するわけですから、より明確な決まりが必要となります。
どのような状況、場合で何をどのくらい取引するのか、これはきっちりと決めておいて下さい。
利確のルール、オザワークスの場合
ぼくの場合ですが、ぼくはそもそもひとつの銘柄を買い付ける額を決めていて、それが1500ドル~2000ドルくらいとしています。ひとつの銘柄に対してこれ以上大きく買い付けることはありません。
で、そうやって買った株が値上がりしたとして、3200ドル、評価額がこのラインを超えたら半分だけ売却していくばくかの利益を手にします。もちろん条件を満たさなければ、売らずにずっと配当をもらいます。
ポイントは、株価は買値の倍近くまで上昇しないと売却できない、という厳しい条件と、売却するにしても半分だけ、というところです。
結局は、配当をもらうため積極的に株を手放したくない、ということです。株価が倍になることは滅多に起こりませんし、起こらなくていいんです。半分残すのも、残りの半分でやはり配当をもらい続けたいからです。
あくまで、この利確は配当投資の退屈しのぎです。配当のための利確です。それを忘れないようにルールをデザインしました。
一生保有が理想。でもときには利確もいいんじゃない?
配当重視の投資をされている方は多く、ぼくもたまにそういった方のブログなど読みます。ちょいちょい見かけるのが、「この銘柄は一生売らずに持っています」等の表現です。
ある銘柄から一生涯配当をもらい続ける。まさに究極の長期投資、配当投資ですよ。いいことです。いいことですが、そういう決意って、やっぱり時間が経つと鈍っていってしまうものです。
一生◯◯しない!
立派ですが、力むほど時間が経つと緩むものです。もう少し、柔軟でもいいと思います。最初の決意が変なふうに緩んでしまうよりも、たまに売るのもありだよ、としておいたほうがより長く確実に続いてゆく、そんな気がします。
これ投資だけじゃないですね。何事に対してもそうかもしれません。
な、の、で、ぼくはこのブログを長く続けるために毎日の更新はしません! 毎日は無理です!
という逃げ道を作ってここでも肩の力を抜いておきます。長期投資に力みは禁物だよ~、と思ったのでこんな記事を書いてみました。
オザワークスでした。