PayPay証券が日本株のCFDを提供開始! またまたこれじゃない感、どこへ行くんだPayPay証券!

オザワークスです。

PayPay証券が11月2日から新サービスを提供し始めました。

その名も「日本株CFD」。日本の個別株でCFDをやっちゃおうというサービスです。

⇒ワンタップバイ日本株CFD公式

さすがワンタップバイ。今回も外してきますねえ。

ぼくとしては、ワンタップバイには米国株をもっとがんばってほしいのですが……。どうも望み薄ですね。

CFDって何? 説明するほうも難しい

日本株についての説明は必要ないと思うけど、CFDは知らない人も多いはず。ちょっと説明を。

CFDと現物株(普通の株取引)の違いって大まかに2つあって、「取引方法」と「取引相手」が違うんですね。

取引方法は、正確には「差金決済取引」であり、取引相手は「相対取引」のことです。

差金決済取引は、売買差額の分だけお金をやり取りする取引です、というのがテンプレートの説明文だけど、うーん、これでは多分わからない。

とにかく差金決済取引は、普通の株取引とは利益や損失、お金の動きがまるで違うものです。すごーく難しい概念なのです。すごーく難しいことが好きじゃない人は多分やらなくていいものです。

それでも興味がある人はこちらの記事で長々と差金決済について語っています。

次の相対取引ですが、これは比較的簡単です。

普通の株取引は証券取引所で別の投資家相手に行われますが、相対取引では証券会社が取引相手です。ワンタップバイから株を買ったり売ったりするのです。

相対取引も一応説明記事が……読んで。

ちょっとまとめますと、CFDは普通の株取引とは違う複雑でややこしいやり方で投資するもの、という言い方ができます。

投資の初心者が多いよ~、と言ってるワンタップバイがそんな複雑なものをやり始めていいのかよという話。

そりゃ御商売だから別に法律違反ではないんだけれど。

PayPay証券日本株CFDの特長


ワンタップバイの日本株CFDは、名前の通りCFDという取引方法(決済方法?)を使って日本株に投資できるというサービスです。

取り扱い銘柄は、日本を代表する大企業38社。

⇒日本株CFD取り扱い銘柄一覧

レバレッジは最大5倍。

権利調整額という名の配当金ももらえるよ。

おお、配当金ももらえるのか。「レバレッジ」とか「権利調整額」とか専門用語がちょっと多いけど、面白そうだ。

甘ーい!

大事なことは教えてくれないPayPay証券

ワンタップバイ日本株CFDの公式ページでは、CFDが一体何なのか詳しい説明はありません。

この表がドーンとあるだけ。

確かに嘘は言ってないんだけど、ワンタップバイのCFDが使い物になるかどうか知りたい情報は隠されています。

例えば、CFDで株を保有するときにワンタップバイに支払う金利調整額がいくらになるのか。ログインして色々見てみたけど、結局どこにも書いてありませんでした。

取引手数料は無料らしいですが、買値と売値の差(スプレッド)が何%なのかも表示されていない。

銘柄の情報も何もない。

CFDの用語の説明もほとんどしてくれない。

ワンタップバイは、嘘は言わないけど投資するにあたって必要なことも教えてくれないのです。

カジュアルなノリの裏にあるPayPay証券への不信

ぼくが言いたいのは、そうやって大事なことを説明しないでCFDをやらせて大丈夫か、ってことです。

レバレッジの関係もあり、CFDは現物株よりも概ねリスクの高めな投資になりやすいです。

いや、コントロールは可能なんですが、ある程度の知識と経験があるとベター。

なんも知らん人がいきなり全力で入っていっちゃうと、その場合CFDはちょっと怖いです。

だから、あまり詳しいことを説明せずに、カジュアルなノリで「1万円から始められる5倍取引 スマホで誰でも簡単に」と言ってしまうのはどうか。

どうもワンタップバイのそういう姿勢に疑問があります。

まあ、ワンタップバイも商売だからあんまり「リスク、リスク、リスク!」と言いたくないのもわかるけど、最低限金利調整額なんかは調べたら出るようにはしておこうよ。

ぼくの使っているGMOクリック証券のCFDなんかはそこんとこはちゃんとしていて、調べれば大抵のことは書いてあります。

コンバージョンレート(証券会社が採用している為替レート)の更新時刻までご丁寧に公開されています。

CFDは現物株と違って色々と要素が複雑なのだから、ワンタップバイでもそのくらいはやってほしい。

PayPay証券、米国株なんて忘れちゃったのかなあ?

でもそもそもの話として、ワンタップバイには米国株の現物をがんばってほしいです。

CFD? 日本株? おい! って感じです。

そーじゃねーだろーが。

米国株の取り扱い銘柄を増やす。

取引手数料も見直す。

SBIグループは、3年後には取引手数料そのものをなくす方向らしいですぜ。

え、どう思います? ワンタップバイさん?

サービス改善待ったなし!

オザワークスでした。

……まあ、CFDのほうが証券会社は儲かるんだろうね。

"share"とは株式を意味する英単語でもある

2件のコメント

こんばんは。
ワンタップバイでSPYを人生初で買い、およそ2ヶ月。
人生初の配当金を頂きました!
たったの5円ですが、とっても嬉しいです!
これからも、初心者に優しいオザワークスさんで
いてください。よろしくお願いします。

任せてください! といってもぼくもリーマンショックの後から投資を始めたひよっこです。一緒に勉強していきましょう。

と、これだけでは短いので何か小話でも。

株やETFを買ってただ持っているだけで定期的にお金をもらえる。これが配当金です。

本人が働いているわけでもないのにもらえる配当金などは、不労所得と言われたりします。

この不労所得、実はお金持ちたちのお金の稼ぎ方の一つなんです。

彼らはとにかくたくさんの株を持っていて、5円と言わず、その何万倍、何億倍という配当金を定期的に受け取っています。

繰り返しますけど、世界のお金持ちたちはただ株を持っているだけです。でも、何億円と配当収入を得ている。

ずるい! と思うかもしれませんけれど、これが資本主義社会の真実です。

そしてこの世界の真実を投資をしない人たちはほとんど知りません。

でも、mmaijoeさんは初めての配当金をもらって知りましたね。これがお金持ちたちの稼ぎ方です。

確かに5円というのは金額としては小さなものですけど、あなたは今大きな境界線を越えたのです。その勇気と行動力は誇ってください。

後は、無理なく自分のペースで投資を続けていきましょう。ビルゲイツのような超々金持ちになる必要なんてないのですから。

身の丈に合った、今までの生活に+αの投資をあせらずゆっくりと。

初めての配当おめでとう。オザワークスでした。

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ABOUT US
オザワークス
なまえ:オザワークス 生まれ:1980年 投資は2013年から開始。長野県在住。 投資初心者、またははじめてアメリカ株に興味を持たれた方向けに「米国株の長期配当投資」を紹介しています。 自分自身も米国株投資家でして、配当金を再投資して株を買い続け、不労所得のさらなる増大を目指します。 また、分散投資を重視し、毎日配当金が入金するようなポートフォリオを作っていきます。 外国株CFDでも米国株に投資し、CFDを舞台に長期配当投資へ挑戦しています。 証券会社選びから税金関係まで、初心者向けの米国株情報ブログを目指します。