オザワークスです。
突然ですが、使い切ったはずの新NISAの投資枠が戻ってきました。
ぼく自身にも何が何やらよくわかりません。
もくじ
新NISAでいきなりの失敗
2024年から始まった新NISA。
その新NISAでぼくは早速失敗をしました。
その失敗とは、新NISAの成長投資枠は1年間に買い付けができる限度額として240万円と設定されているのですが、それに絡んだ失敗です。
240万円も非課税枠の限度額があるので、あれもこれもと欲しい銘柄をポチポチ買い付けていたら、自分が本当に新NISAで投資したい銘柄をさあ買おうとなったときに投資枠が残っていない、というバカな失敗をしてしまったのです。
気が付いたときには投資可能枠が5万5000円しか残っていませんでした。
阿呆です。
その辺の詳細はこちらの記事に書きました。
使い切った投資可能枠がまさかの復活!
でも、なんか変だな、と思う節もありました。
一応投資枠の240万円に収まるようにざっくりとした買い付け予定を組んでいてその通りに買っていたのに、余りにも投資枠の減り方が早すぎる。
でもまあ、もっと精密な買い付け額の計算をしていなかった自分がいい加減だったのだろう。
そう思って素直に自分の愚行の反省をする日々でした。
そしたら失敗から三日後、SBI証券の自分の口座情報を見たら新NISAの投資可能枠が5万5000円から27万1000円に増えているじゃないの!
こ、これはどういうことだあ!?
ぼくはまた新NISA絡みで絶叫することになったのです。
売却による復活、ではない
投資可能枠が復活した可能性、その1。
普通に復活した説。
新NISAは旧NISAと違って、NISAで保有しているモノを売却すれば、その分の投資可能枠が復活するという制度があります。
その枠の復活があったのではないかとぼくは最初疑いました。
実際に三日前の失敗でしょーもないもんを大量に新NISAで買い付けてしまって枠を使い切ってしまったぼくは、買い付けたばかりのしょーもないもんの一部を売却しています。
しかし、この復活制度による枠の復活はあり得ません。
何故なら、ネット証券のサイトにはしっかりと枠の再利用は、売却をした翌年、と書かれています。
SBI証券のヘルプページより。
だから、売却による復活はあり得ないんですね。
成行注文がすべての元凶か?
でも、5万5000円から27万1000円まで枠が復活した事実はあります。
不可解な事件ですなあ。
しかし名探偵はハタと気付きました。
投資枠が復活した理由、その2。
「成行」注文がなんか悪さしてる説。
ぼくはいつも米国株を買い付けるときには「成行」という注文方法で取引をしています。
成行は、なりゆきと読みます。
株の買い付け時に株価を指定して買う「指値(さしね)」など取引の注文にはいくつかの種類がありますが、成行は株価の指定などはせずに取引が成立することを最優先にする注文方法です。
失敗の日もぼくは成行で米国株をポチポチ買っていました。
この成行注文が、ぼくが投資枠を思ったよりも早くに使い切ってしまった原因ではないかと思うのです。
資金拘束が大きくなる成行注文の特徴
例えば、現在1株101ドルの株があって、それを10株買いたいとしましょう。
その株が101ドルでは高いと考えて、100ドルまで下がったら買うように出す注文を指値注文と言います。
指値100ドルで10株の注文を出すわけですから、取引を成立させるためには取引手数料を抜きに考えると、1000ドルの投資資金と新NISAの場合には同じ額の投資可能枠が必要になります。
同じ株を今度は成行で注文してみましょう。
1ドル101ドルの株を10株買います。
成行注文は「株価がいくらでもいいからとにかく早く買え」という注文ですから、取引金額は最低でも1010ドル以上となります。
この最低でも、というのが成行のミソですね。
指値だと100ドルと注文を出せば、必ず100ドルで取引が成立します。
逆を言えば、100ドル以外では取引成立しません。
それが成行だと、いくらでもいいからとにかく買って、ですから表示では101ドルの株であっても102ドルで買ったり103ドルで買ったりということが起こり得ます。
てことは成行で注文を出した場合、指値みたいに資金が1000ドルぴったり必要みたいなことにはならなくて、1010ドルよりも多く手持ちの投資資金が拘束されてしまうことになります。
極端な話、101ドルで買えれば取引代金はそれで済むんだけど、注文を出した段階では101ドルで買えるかどうかはわからないから前もって資金は1200ドルくらいあったほうがいい。
成行での注文はそんなイメージです。
1010ドルの取引をしたい場合は、1200ドルとか、1300ドルとか取引金額よりも多くの資金がとりあえず必要になってしまう。
ただね、じゃあ成行注文は表示よりも株を高く買わせられてしまうのかというとそんなことはないです。
取引が終わってみれば、ほぼ1010ドル資金が減っています。
注文を出すときに一旦拘束される資金がね、多いだけなんです。
成行注文で投資枠の拘束も大きくなる
で、投資枠も成行で注文した場合の資金と同じだとぼくは思います。
1010ドルの買い付けをするために、一旦1200ドルとか、1300ドル分とかの投資枠が余分に抑えられる感じ。
その結果、ぼくの予想以上に投資枠が早く減っていった。
かつ、投資資金のほうは余分に拘束されても取引が成立すれば余った分はまた買い付け余力として戻って来たのに対して、余分に拘束された投資枠のほうは戻ってくるのが3日後というズレもあります。
これがまたぼくの脳を混乱させた一因でもありました。
何故かはわかりませんが、投資枠のほうは株の取引日ではなく受け渡し日が来ないと拘束が解かれないようですね。
これでまた新NISAの特異な性質が理解できました。
また逝ってきます
というわけで、ぼくは今夜残り27万1000円の投資枠を使い潰します。
そうです。
性懲りもなくまた新NISAでのETF買い付けを試みようと思います。
新NISAで買い付けようと思って特定口座で売ったETFが投資枠が足らずに新NISAで買えず、泣く泣く特定口座で再び買い直し、今夜またそれを売ってまた新NISAで買おうとする。
人類は何も学ばない。
オザワークスでした。
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