オザワークスです。
2024年から始まる新NISAの非課税期間が無期限といわれていますが、ぼくはそれイマイチ信じられないんですよね。
いや、霞が関の役人どもがそんな国民のためになる制度そのままにしとくわけねえって。
新NISAは疑問視してる
2024年から新NISAがスタートすることは、もちろん皆さんもご存じですよね。
⇒楽天証券公式「2024年から始まる新NISA制度(新しいNISA)」
2023年までの旧一般NISA&つみたてNISAよりも非課税で投資できる金額が増えて、かつ非課税の期間も無期限と使い勝手がかなり良くなります。
ぼくももちろん来年から新NISAを利用するつもりです。
ですが、内心では「そんな投資家にとって良いこと尽くめの制度が本当にあり得るのかいな」と新NISAを疑問視しています。
もっと正確に言うと、投資家にとって良い制度は多分長くは続かない、と半分くらい思っています。
現実味のない「無期限」の非課税期間
ぼくが気になるのは、非課税投資枠の総額1800万円はともかく、非課税期間が無期限と大きく出ているところです。
あの増税大好きケチケチ財務省が、無期限、つまり永遠に税金を取れないような制度をそのままにするでしょうか。
しない。
恐らく新NISAが始まって数年も経てば、制度自体の見直しが入るのではないかとぼくは思います。
非課税期間無期限というのは、そこで財務省の良いように変更されていいとこ10年とかそこらになりそうです。
そのくらい無期限というところにぼくは現実味が持てませんね。
20年の予定が6年で終わったつみたてNISA
制度変更の前例もあります。
他ならぬ現行のつみたてNISAです。
現行のつみたてNISAは、2018年に始まりました。
当初、2018年から最大年間40万円を最長20年間非課税で積み立てられる制度でした。
ですが、どうでしょう?
2024年から新NISAが始まる運びとなり、現行のつみたてNISAで投資できるのは2023年までとなりました(非課税期間自体は20年間で変わらず)。
20年のつもりがたった6年で終わっちまったい。
この世のどこにも、つみたてNISAを20年間積み立てられる投資家は1人もいないのです。
投資家にとって良さげな制度が作られても途中で改変されてしまう一例ですね。
制度は途中で変わる。あまり信じすぎないように
まとめましょう。
一般NISA、つみたてNISA、それぞれ利用してきた投資家さん、はたまたこれを機に新NISAで投資家デビューしようと考えている方、新NISAはそのままならとても投資家にとって良い制度です。
ぜひ利用しましょう。
ですが、所詮役人がその場のノリで作った制度です。
内閣が変われば、政権が変われば、状況次第で制度なんて途中でコロッコロ変わります。
非課税制度なんて、はっきり言って国民に対するご機嫌取り以上でも以下でもありません。
ある程度ご機嫌を取ったら「はい、終了」も全然あり得ます。
ですから、あまり信じすぎないように。
証券会社のサイトや投資ブログなどでは、「非課税枠が800万円から1800万円に! 非課税期間も20年から無期限に! これはもうやるっきゃない!」みたいなことが良く書かれています。
ですがそんなもの簡単にひっくり返りますので、あまり舞い上がらないように。
一歩引いて物事を見ましょう。
オザワークスでした。
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