オザワークスです。
投資の情報って、大袈裟だったり勘違いだったり、間違っていることだって少なくありません。
そういった情報に振り回されないために、ぼくは情報を複数化して確かさを上げたりしています。
1つの視点にはまり込むと危険だから、一歩引いてモノを見ようって話です。
特にネットの情報はね~。
もくじ
ETFの情報なら「myINDEX」が便利だけど…
ぼくはETFに投資する場合、何よりもまずそのETFの規模を重視します。
多くの投資家に支持されて資金の集まるETFでないと、自分が投資する気になれません。
で、ETFの規模の目安となる純資産額を調べるための良いサイトやサービスがないかな~、と探したりします。
それで見つけたのが、myINDEXというサイトです。
myINDEXでは、海外ETFのみを純資産額の順に並べることができるのでとても便利なサイトです。これで配当利回りも出してくれたら最&高なんですけどね。
しかしながら、このmyINDEXにはデータの抜けがあります。
上の画像の純資産額1位を見てください。iシェアーズ・コアS&P500ETF(IVV)(純資産額25.4兆円)となっています。
これ、間違いです。
本当の1位は、【SPY】SPDR S&P500ETFの3500億ドル。日本円で約37兆円です。
米国初の横綱ETFがダントツの1位なんですね。
myINDEXはとても便利なサイトなんですけれど、このように大事なところで抜けがあり、他にも抜けている銘柄があるかもしれません。
この「他にも抜けがあるかもしれない」というのが重要です。つまり、myINDEXは便利ですが、完全に信用してはいけないということを表しています。
タダで使い倒しておいて悪いですけど。
当たり前! ネットの情報を鵜呑みにしない!
ネットの情報って、こうなんですよね。
単純に、それだけを、信じては、いけない。
便利で速いんだけど、間違いがあったり、抜けがあったり、ややもすると嘘が書かれていたりする。
なので、1つの情報それだけを鵜呑みにすると、とても危ない。
投資情報なんて特にそうですもんね。
投資ブログでも何でも、各人がそれぞれの立場から言いたいことを言いたいだけ言っている。
各人の立場に有利な情報を流している。
ウソか誠かなんて、その情報を人が信じれば、それが誠です。
ぼくもそうです。
それくらいこの世の中は情報であふれかえっていて、その中を上手く泳いでいくのは難しい。
すべてを信じるとバカを見るし、けれど何も信じないわけにもいかない。
一見便利なサイトが、悪魔の落とし穴だったりする。
もう1つ見つけたETFの情報サイトは、古い…
では、そんな厄介なネット情報にどう対処していくのか。
ぼくがETFの純資産額を知るためにやっているその対処は、情報の複数化です。
上で書いたようにmyINDEXはとても便利なのですが、何故か情報に抜けがあります。
それではちょっと困るので、ぼくは別の情報源を探しました。
それで見つけたのが、東洋経済オンラインの「時価総額の大きい米国ETF100銘柄ランキング」です。
このランキングは、「米国会社四季報」を基にしたデータであるらしく、ちゃんと1位は【SPY】SPDR S&P500ETFになっています。
ただこのデータ、2018年とやや古いのが難点なんですよね。これも便利なんですが。
情報は組み合わせて確度を増す。ネット時代の泳ぎ方
ぼくは別にETFの純資産額を1ケタまで間違いなく把握したいわけじゃありません。
大体の純資産額順を知りたいだけです。
そのためのデータソースとしては、2つのサイトはどちらもやや難点がありました。
けれど、その惜しい2つの情報を組み合わせて使うことで、情報の確度、確かさを上げることができています。
ネット時代の情報の取り扱い方、接し方って、こういう知恵が必要なんだと思います。
1つの情報を盲目的に信じてはダメ。
1つ情報に接したなら、話半分に聞きながら、その情報を裏付ける別の情報や逆に反証する情報を探していく。
信頼性が0%か100%かではなく、情報を複合的に組み合わせることによって情報の「確かさ」を上げていく。
それがネット時代の情報の海の泳ぎ方であると思います。
情報も投資も常に「一歩引いて」
ネットの投資情報は、ロクでもないものも多いですが、役に立つものも確実にあります。
その見極めは、どうぞご自身で行ってください。
ぼくのこの発言とて、数ある情報の1つにすぎません。
既存のマスメディアは偏った情報の発信が目立ち、ネットは相変わらず玉石混交です。
何事も一歩引いて客観的に接する習慣をつけると、投資のほうにも良い影響があるような気がします。
オザワークスでした。
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