オザワークスです。
つい先週SBI証券で米国株定期買付サービスの取引手数料が上限1ドルになるキャンペーンの記事を書いたら、マネックス証券が早速対抗策を出してきました。
マネックスのほうは、米国ETF10銘柄を対象とした買い付け手数料の全額キャッシュバックキャンペーンです。
もくじ
人気ETFの買付手数料が実質無料になるキャンペーン
マネックス証券では、ただ今「米国ETF10銘柄対象 米国株定期買付応援キャンペーン」と題したキャンペーンを実施中です。
⇒マネックス証券公式「米国ETF10銘柄対象 米国株定期買付応援キャンペーン」
その内容は、マネックス証券が指定した米国株ETF(正確には債券のETFも含まれる)10銘柄に関して、キャンペーン期間中であれば買い付け時の取引手数料を後日全額キャッシュバックするというものです。
キャンペーンの期間は、2021年7月16日~9月30日まで。
期間はちと短いですが、キャンペーン期間中に指定の10ETFを買い付けた場合、その取引手数料は後日全額キャッシュバックされます。
ちなみに、キャンペーンの名前には「定期買付」などと言う文言が入っていますが、定期買付でもそうでなくてもキャンペーン中であれば対象ETFの買い付け手数料はキャッシュバックです。
買い付け手数料が無料になるキャンペーンETF10銘柄
して、その10銘柄のETFとは以下の通り。
いい子がそろってますよ。
シンボル | ETF |
SPYD | SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF |
VYM | バンガード・米国高配当株式ETF |
QQQ | インベスコQQQ信託シリーズ1 |
VIG | バンガード・米国増配株式ETF |
HDV | iシェアーズ・コア米国高配当株ETF |
PFF | iシェアーズ米国優先株式&インカム証券ETF |
BND | バンガード・米国トータル債券市場ETF |
VWO | バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF |
AGG | iシェアーズ・コア米国総合債券市場ETF |
QYLD | グローバルX NASDAQ100・カバード・コールETF |
【QQQ】インベスコQQQ信託シリーズ1がこの中では群を抜いていいですね。
できることなら【DIA】SPDRダウ工業株平均ETFにも来てほしかった。
マネクス証券にはそもそもずっと買付手数料無料のETFが9銘柄ある
上記の無料ETF10銘柄を見て、あれれ~米国株投資基本のキ【VOO】バンガードS&P500ETFないじゃ~ん、【VTI】バンガード・トータル・ストック・マーケットETFないじゃ~ん、舐めてんの~?
と思ったそこのアナタ。
VOOだのVTIだのは、このキャンペーンが始まるずっと以前から、恒久的に買い付け手数料は無料です(正確には全額キャッシュバック)。
⇒マネックス証券公式「USAプログラム(米国ETF買付応援プログラム)」
USAプログラムによってずっと買い付け手数料が無料のETF9銘柄
シンボル | ETF |
VT | バンガード・トータル・ワールド・ストックETF |
VOO | バンガード・S&P500ETF |
VTI | バンガード・トータル・ストック・マーケットETF |
IVV | iシェアーズ・コア S&P 500 ETF |
SPY | SPDR S&P500 ETF |
EPI | ウィズダムツリー インド株収益ファンド |
DHS | ウィズダムツリー 米国株 高配当ファンド |
DLN | ウィズダムツリー 米国大型株配当ファンド |
DGRW | ウィズダムツリー 米国株クオリティ配当成長ファンド |
ホラごらん。
もちろん、今回のキャンペーンで無料になる10ETFと元々無料だった9ETFに銘柄かぶりはなし。
これ今回のキャンペーンでほとんど有力なETFは手数料無料になってしまっていますね。
マネックス証券では、日本円⇒米ドルの為替手数料も無料
さらに2021年7月現在、マネックス証券では日本円⇒米ドル時の為替手数料が無料となっております。
⇒マネックス証券公式「米ドル買付時の為替手数料が0銭!7月以降も継続!」
これも地味にありがたい。
為替手数料無料だから、遠慮なく日本円を米ドルに換えられる。
ライバルSBI証券の定期買付手数料大幅引き下げへの対抗か?
はい、んな感じにマネックスをべた褒めしてきたわけなんですが、今回のキャンペーンは先に始まったSBI証券の「米国株式・ETF定期買付手数料が実質最大1ドル!キャンペーン」に対抗してのものですね。
⇒SBI証券公式「米国株式・ETF定期買付手数料が実質最大1ドル!キャンペーン」
SBIのほうのキャンペーンは、定期買付時の取引手数料の上限を従来の20ドルから1ドルへと大幅に下げるものです。
ただ、マネックスのように対象銘柄を限定していません。すべての米国株&ETFが対象です。
また、キャンペーンの対象サービスが、米国株&ETFの定期買付時に限っているのも特徴です。
SBIのキャンペーンも詳しく記事にしています。
米国株の定期買付サービスの取引手数料は無料に向かっていきそう
で、なんでマネックスが今回のキャンペーンをSBIに対抗して打ち出してきたのかというと、当のマネックスがそう言っているからです。
マネックス証券では2021年6月6日(日)より、米国株取引において、定期買付サービス(配当金再投資・毎月買付)の取扱いを開始いたしました。おかげ様で、開始1ヶ月で当サービスのご契約数は1万件を超えました。皆さまのご愛顧に感謝し、定期買付サービスで人気の米国ETF10銘柄の買付手数料(税抜)を全額キャッシュバックするキャンペーンを実施いたします。この機会に、米国株定期買付サービスを活用してみてはいかがでしょうか。
今回のキャンペーンで選ばれた10のETFは、そのまま定期買付サービスで人気のETFだそうです。
それをわざわざ手数料全額キャッシュバックしてくる意味。
これはもう、類似のサービスを展開するSBIへの対抗でしょう。
そっちがやる気ならこっちもやってやんぞと。
ユーザーからしてみれば、こうやって競争してくれるのはありがたいですね。
そしてゆくゆくは、米国株の定期買付サービスの取引手数料に関しては無料かそれに近い形になっていくのではないかと思います。
今回のキャンペーンはそれのスタートラインですね。
そんなわけで、お得なサービスやキャンペーンを上手く利用して米国株投資に励みましょう。
オザワークスでした。
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