オザワークスです。
米国株を取り扱う証券会社を紹介します。国内ネット証券口座開設数第2位、楽天証券です。
もくじ
首位を追い続ける2番手、楽天証券
楽天証券は国内のネット証券で2番目の規模を誇る証券会社です。国内1位のSBI証券に負けじと、取り扱う商品も国内株、投資信託、債券、FX、先物、純金、そして外国株とフルラインナップです。ここ1箇所口座を開いておけば大抵のことはできる。そんな証券会社です。
イメージカラーは、もちろん楽天のレッド。でもサイトはブルーを基調としたデザインです(SBI証券と結構被る)。最近ロゴデザインを変更しました。その出来は……ぼくは前のほうが好きでした。
国内ネット証券として首位SBI証券を追い続ける楽天証券です。2社は完全なライバルで、どちらかが手数料を下げたり新たなサービスを始めたりすると、もう一方が必ず似たようなことを始めて反撃してきます。
まあ、ユーザー側からすれば、そうやって切磋琢磨してくれるほど投資環境が良くなるのでありがたいことですね。
楽天証券の紹介の前に、ネット証券米国株投資事情まとめ
2018年現在米国株の取扱がある証券会社はいくつかありますが、ネットで簡単に注文できてなおかつ特定口座対応となると、たったの4社に絞られます。
4社とは、SBI証券、マネックス証券、楽天証券、One Tap BUY(ワンタップバイ)の4つです。米国株投資で特定口座を求めるなら、この4社です。
現物株をやるなら、正直、特定口座は欲しいところです。
特定口座とは、証券会社が投資家に変わって税金の計算から納税まで行ってくれる、とても便利な制度のことです。詳しい説明はこちら。
手数料は1回あたりの取引額で変動します。1注文の取引額(約定代金)の0.45%が手数料として乗っかります。ただし、最低でも5.4ドル(税込み)は取られます。そして手数料の上限も決まっていて、21.6ドル(税込み)です。
つまり、取引1回分の手数料は5.4ドル~21.6ドルになるということです。これは買う場合も売る場合も計算は同じです。
ワンタップバイの取引手数料だけやや特殊で、1注文の取引額(約定代金)の0.5%です。最低、上限等の縛りはありません。
以上のことを踏まえ、このページでは「楽天証券の米国株投資」についてその特徴を書いていきます。
楽天証券の強み、それは情報力
ぼくが思う楽天証券の米国株投資の強み、それは情報力です。
正直、楽天証券の米国株への取り組みは、それほど熱心であるようには見えません。特定口座への対応はマネックス証券から1年遅れ、現在の手数料水準への引き下げは他の証券会社から2年以上も後、取扱銘柄数も2位のSBI証券にすら負ける有様です。
しかし、各銘柄の情報画面は、見やすい! の一言です。特に「業績の推移」の項が役に立ちます。決算書や財務諸表がわからんちんなぼくのような人間には、これが非常にわかりやすい。
最近買った【BTI】ブリティッシュアメリカンタバコを例に取って見てみましょう。
ぼくが株を買うときによく見るのは、表の中ほどにある「EPS」と下の方にある「配当」の欄です。
EPSとは「1株あたりの利益額」なんですが、表を見ると直近5年間きちんと利益を出していることがよくわかりますね。下の「1株あたりの配当額」もちゃんと毎年配当を払っていますね。ちゃんとした会社、買っても良い会社です。
結局のところ、利益を上げられる会社は存続するし、赤字続きの会社は潰れます。その知りたいデータ直近5年分をさっと出してくれるのは、楽天証券だけです。
マネックス証券やSBI証券はもっと難しいごちゃごちゃしたものをごちゃごちゃしたまま出してくるだけで、わからんちんのぼくはますますわからんちんになってしまうのです。
コーポレートアクション情報の充実ぶり
また、楽天証券はコーポレートアクション情報もしっかりしています。
コーポレートアクションとは、株式の「分割」や「併合」やその他様々な株の「動き」のことです。実は「配当金を支払う」というのもコーポレートアクションの1つです。
楽天証券では、このコーポレートアクションを実に丁寧に教えてくれます。
ある日楽天証券でポートフォリオを開くと銘柄の右にピンクの「CA」マークがついています。これが、その銘柄に近々コーポレートアクションがあるよ、というお知らせのマークです。
で見に行くと、
画像のようにコーポレートアクションの内容やスケジュールを細かく表示してくれます。画像はつい最近商号を変更して更に株式分割までした、【IGIB】iシェアーズ米ドル中期社債(旧【CIU】iシェアーズ米国クレジット債券1-10年)のものです。
コーポレートアクションは、場合によっては株主に大きな影響を与えかねないので、楽天証券のこの機能は大変ありがたいものです。ぼくは、保有銘柄のコーポレートアクションは、大体楽天証券経由で知ることが多いです。
あまり悪口は言いたくないですが、マネックス証券にはこのような便利なものはまったくありません。
まとめ。平凡でも情報力は確か。楽天証券に口座開設して損はなし
まとめです。
楽天証券は普段はSBI証券の影に隠れがちな「永遠の2番手」ですが、こと銘柄の情報となると、どこよりもわかりやすい情報を提供してくれます。特にコーポレートアクションのお知らせ機能は大助かり。
ベストな使い方はおそらく、買いたい銘柄を楽天証券で調べて、実際の取引は他で……という感じではないでしょうか。
いやいやいやいや、楽天証券も取引手数料は他と並んでいるんです。楽天証券で調べて、楽天証券で買う!
やっぱこれでしょう。
そんなわけで、ぼくも楽天証券を地味に使っています。
楽天ファンの方は是非。
楽天ポイントでの投資が米国株に来てくれれば。
オザワークスでした。
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