オザワークスです。
GMOクリック証券のCFDで投資できる米国株の配当利回りランキング、2019年7月号です。
もくじ
CFDで米国株、配当利回りランキング2019年7月
銘柄 | レバレッジ2倍 配当利回り |
|
1 | F・フォード | 10.08% |
2 | GPS・ギャップ | 9.60% |
3 | T・AT&T | 8.88% |
4 | HPQ・HP | 5.40% |
5 | GM・GM | 4.80% |
6 | VZ・ベライゾン | 3.96% |
7 | KO・コカコーラ | 2.08% |
以上がGMOクリック証券のCFDで、米国株にレバレッジ2倍で投資した場合の配当利回りです。先月とほとんど変わりません。安定しています。
配当利回りランキングの詳細 1、受け取る配当額の計算
上記のランキングは、1万円の元手で約2万円分の米国株に投資する、すなわちレバレッジ2倍で投資した場合です。
受け取れる配当金(権利調整額)の詳細は以下の通りです。
銘柄 | 大体2万円分で 買える株数 |
税引き後の 年間配当額 |
|
1 | F・フォード | 18株 | 1008円 |
2 | GPS・ギャップ | 10株 | 960円 |
3 | T・AT&T | 6株 | 1200円 |
4 | HPQ・HP | 9株 | 540円 |
5 | GM・GM | 5株 | 740円 |
6 | VZ・ベライゾン | 3株 | 708円 |
7 | KO・コカコーラ | 4株 | 624円 |
3位のAT&Tに注目してください。1万円の投資金で約2万円分のAT&T6株に投資して、1年間でもらえる配当金は1200円です。これは1万円で1200円の配当金を得ることになります。
ということは、配当利回りは12%のはず。しかし、実際のAT&Tの配当利回りは、7月現在8.88%です。これはいかに?
2、支払う金利調整額を引くとそれが本当の配当利回り
秘密はCFD特有の株保有コストである金利調整額にあります。
CFDでは、株を買って保有していると銘柄それぞれの株価によって金利調整額という厄介なものが発生して、証券会社に対してそれを支払わなければなりません。
株を保有すると払うんです。金利調整額を「株の保有コスト」と言ったのはそのためです。
でも一方で株を保有しなければ配当金はもらえません。
配当金と金利調整額は表と裏、常にケンカする存在です。受け取る配当金から支払うであろう金利調整額を差し引かなければ、本当の配当利回りとは言えないのです。
その金利調整額の一覧です。
銘柄 | 大体2万円で 買える株数 |
年間の 金利調整額 |
|
1 | F・フォード | 18株 | 0円 |
2 | GPS・ギャップ | 10株 | 0円 |
3 | T・AT&T | 6株 | 312円 |
4 | HPQ・HP | 9株 | 0円 |
5 | GM・GM | 5株 | 260円 |
6 | VZ・ベライゾン | 3株 | 312円 |
7 | KO・コカコーラ | 4株 | 416円 |
やっぱり3位のAT&Tに注目してください。AT&T6株を保有していると、1年間に大体312円の金利調整額を支払うであろうという予想です。
これをさっきの受け取る配当額の1200円から引くので、最終的に残る配当金は888円、つまり実際の配当利回りは8.88%となるのです。
コカ・コーラなどは、受け取る配当金の半分以上を金利調整額に食われてしまう銘柄です。お寒いもんです。
このようにCFDの配当利回りは、現物の米国株と比べると計算がややこしいです。毎度説明するのも大変。このあたりの解説記事もきちっと整備しないといかんなあ。
自分の「配当観」が変われば、CFDでの投資も変えていかねばならない
さて、ここからが本文。といっても大したことはありません。
この7月は、自分の中での配当金というものの価値が大きく揺らぎ、変化を遂げた月でした。今でもそのショックから完全に抜けきったわけでもない。
自分の中で「配当観」とでもいうようなものが変わったことにより、実際の投資行動もまた変化を求められます。
CFDでの配当投資も例外ではありません。
短期売買向けのCFDで何をやる?
そもそもCFDとは、短期の売買に合うようにシステムが作られています。
その短期向けシステムの穴を突いて、長期で保有の配当投資をCFDでやったろう、というのがぼくのCFD投資の面白いところでした。自分で言うのもなんですが。
ところが、ぼくの側の配当に対する姿勢が変化したことによって、CFDでの配当投資も「どーなんだろうねえ?」と首をひねる気持ちが出てきました。
配当金もいいが、株の値上がり益も欲しい。
そのために今やっている配当重視のCFDのどこをどう変えていくか。
うーん、難しい。
いや、値上がり益が欲しいなら、CFD本来の短期トレードをがんばればいいじゃん。元々そのためのもんだろ?
……そうなんだけど、短期売買なんてまったくノウハウがありません。好みでもない。あと、夜勤をやっている関係で米国株相場に張り付いていられない。
ちょっと無理そうなんですよね、そういう素早さが必要な投資、いや、トレードっちゅーもんは。向いてない。
今やっているレバレッジ2倍配当投資をアレンジして、うまく形を作りたい。
でも現状何のビジョンも浮かばんのですわ。困った。
気がついたらCFDで25万円も投資していた
では今やっているCFDの配当投資が上手く行っていないのかといえば、そういうわけでもない。
2017年9月に始めたCFDももうすぐ2年。毎月1万円で2万円分の米国株を買おう、と続けてきて累計の投資額は7月現在25万円。
あれ、毎月1万円を超えてるな。まあ、いいか。
その25万円で買えた株は、50万円分です。レバレッジ2倍ですね。このレバレッジを使えるというのが、CFDの大きな長所です。
配当金は予定通りもらえている
この2年間CFDでもらった配当金は合わせて22153円です。いつの間にか2万円を超えていたか。
毎月毎月新規で投資しているので、25万円投資して2年間で配当2万円というわけではありません。おそらく2019年の1年間だけでも2万円は超えてくると思います。
次に保有コストである金利調整額の累計は、6511円。6500円持ってかれてます。
配当金と金利調整額を差し引きすると、15642円。これが手の中に残った本当の配当金です。
配当累計 | 金利累計 | 差し引き後 |
¥22,153 | ¥-6,511 | ¥15,642 |
1万5000円、多いのか少ないのか、良くわかんね~。
ただ、受け取った配当金よりも払った金利調整額のほうが多くなる「配当の逆ざや」は起きていないので、このまま持ってる株を増やしていけば、配当金もゆっくり増えていくでしょう。
配当に関しては、ほぼ自分の思った通りのことができている、と感じています。
評価損益は……地味
さて、では評価損益はどうでしょうか。表を作るもの面倒なので、7月現在のスクショをペタ。
多少説明を入れると、一番上の時価評価総額が、CFD口座のすべての株を今売ったらいくらになるか、です。自分の資産額の計算にはこの数字を使っています。
下が内訳で、未決済建玉評価損益が口座全体の株価の損益です。8000円ほどマイナスです。
未決済金利調整額が6503円。これももちろんマイナスにカウントされます。
そして、未決済権利調整額。これが受け取った配当金で21319円です。これはもちろんプラスです。
金利調整額と配当額が上の表と若干違うのは、この2年の間に【GE】ゼネラル・エレクトリックへのCFD投資を辞めているからです。
ご存知の通りGEは2018年秋に大きく減配をしまして、そのタイミングで1株だけ残してすべて売り払っています。
GMOクリック証券のCFD口座では、「未決済」の金利調整額と権利調整額(配当)しか表示されないので、売却したGEからもらった(支払った)金額が含まれないのです。
25万円投資して6600円の利益とは
さて損益に話を戻すと現状は、株価の評価損と金利調整額のマイナスを受け取った配当額のプラスで6600円ほどの利益、となっています。
配当様様、と言いたいところですが、6600円なんて吹けば簡単に飛んでいく額です。日によってはトータルでマイナスのときもあります。
ほとんど買値と変わらない……いや、株価の損益はマイナスなのだから、「高配当株は高い配当を出しながら徐々に沈んでいく」がボディブロウのように効いているような気も。
そういえばこの間からわき腹がじわじわ痛い。
いやでもこれね、毎月毎月株を定額買っている、ということが株の値上がり益を出せないそもそもの原因かもしれませんね。
だって、毎月買っていると、株が高いときも買うことになりますもんね。そうなると、構造上買値が評価額に近づいていっちゃうわけです。そうとは意図せずに。
爆益投資家としては、この辺をもう少し工夫すべきかもしれない。具体案はないけれど。
ただ、損という損もしていないんですよねえ、ここまで。常に横ばい、みたいな感じで。なんとも評価の難しい現状です。
で、今後はどうしよう?
それで、CFDの今後のことですが、自分の作り上げたCFDでの配当投資法が特に大きな問題もなく動いていることから考えて、まあ、このまましばらく続けてみようかな、と思います。
配当金は、予定通りもらえています。
株価では、微損。
トータルでちょいプラス。
なんともうすらダサい投資ですが、続けたら悟りが開けるかもしれない。
焦点は、次に起こる米国株の暴落ですね。その時どうなるか。これは誰にもわからない。
あとはまあ、投資の方法論を変えようにもどこをどう変えたらいいのかもわからん、ということもある。
よって、継続である!
最後に宣伝をしておこう。オザワークスは、GMOクリック証券のCFDでうすらダサい投資をやっている。自分ならもっと上手くやるぜ、って人はここ(↓)から口座を開いてやってみて。どうぞ。
ボディブロウは効くよね、ホント。
オザワークスでした。
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