具体的。2019年の一般NISA枠を新NISAへと移す手順

オザワークスです。

2019年の一般NISA枠を年明け新NISAへと移す旅。

具体的に何をどう移していくのか考えてみました。

新NISAの準備はお早めに

楽天証券のサイトトップにデカデカと「現在カスタマーサービスセンターが大変混み合っております」みたいなことが掲げられていて、笑っちゃうね。

来年から始まる新NISAについての問い合わせがクッソ多いのでしょう。

新NISAが来年から始まるなんて最初から分かっているんだし、年末も差し迫った今頃になって準備やらできてないで焦っているって、正直バカなんじゃないかと思うんですよぼくは、はい。

……ん?

今年ってもう10日もないっけ?

ってことは新NISAが稼働し始めるのももうすぐそこ。

どっひゃあ! 2019年分の旧一般NISAの非課税枠をどうするのか問題解決してなかったあ!

今年中になんとかせねば!

あわあわ! おろおろ!

旧NISA⇒新NISAそのままでは移せない問題

はい、気が付けば2023年も残すところあと9日。

今年末で非課税期間が終わる、2019年に投資した旧一般NISAの投資枠をなんとかしないと。

確か以前、ざっくりとした方針は決めていたはずでそのときの記事も残っています。

10月はざっくりした方針だけ考えておけば良かったけれど、今回はもう細かい金額まで詰めていかないといけませんな。

状況としては、まず2019年に旧一般NISAの非課税枠で投資した分が、5年経って2023年末に非課税期間が終わっちゃいます。

だからこの2019年の分を2024年から始まる新NISAへと移したいわけなんだけど、制度上それができません。

何らかの形で一度2019年の分を売却して、その後で新NISAで改めて買い直さないといけないんですね。

面倒クサいっす。

これが問題なのです。

新NISAの枠は1年で240万円

まずはこの表を見てちょ。

これは、ぼくが一般NISAで2019年に買い付けをした分です。

シンボル 2019
DVY 20
IYR 20
JNK 4
SPY 6
VEA 34
VGK 22
VYM 10
XLE 10

数字は株数です。旧一般NISAで1年間で買い付けできる上限額は120万円。

それが5年経って現在の評価額は約174万円ほどになっています。

新NISAの成長投資枠で1年間に買い付けられる上限は240万円なので、2019年の分だけ売却して同じものを新NISAで買い直すことはまず金額的には収まりますね。

移す株数を厳選する必要がある

しかしながらその、2019年の分だけを売却する、というのが難しいんですね。

今度はこの表を見てちょ。

シンボル 2019 2020 2021 2023 特定
DVY 20        
IYR 20       10
JNK 4   16    
SPY 6 4      
VEA 34 10     6
VGK 22     18  
VYM 10     10  
XLE 10 20      

見てわかるように、ぼくは2019年に一般NISAで買い付けた銘柄と同じ銘柄を他の年の一般NISAでも買い付けているのです。ついでに特定口座でも。

これが話をややこしくしているのです。

具体的にどうなのかと言うと、NISA口座内部では何年に何株買ったなどと細かく分別されず、同じひとつのNISA口座として一緒くたに保有することになってしまうのですね。さすがに特定口座は別になっているが。

結果、2019年に買い付けた分だけを抜き出すように非課税期間中に売却する、ということができないんです。

できないならもう面倒だ、表にある銘柄は持っている分すべて売っぱらって新NISAへぶち込めばいい!

そうできるならそうしたいのですが、そうすると総額約300万円ほどになってしまい、今度は新NISA240万円の壁に阻まれてしまいます。

どうやら売却する分を厳選する必要があるようです。

特定口座行きで取得価格がリセット

まず、問題の中心である2019年の分は絶対に売ります。

上で2019年の分だけを売却することができないと書きましたけど、それはNISA口座にある期間中の話です。

一般NISAでは、5年間の非課税期間が終了して年を越すと自動的にその分は特定口座に移されます。

2019年の分だけ特定口座に行くわけですね。

それを売ればいいんです。

ちなみに、NISA口座から特定口座へ移る際に取得価格がリセットされて、移るそのときの価格が取得価格となります。

特定口座はNISA口座と違い売却して利益が出ると課税されますが、取得価格がリセットされているので特定口座に移されてからすぐ売れば、そういう心配もまあほとんどないでしょう。

年が明けたら動き出す

  2019 2020 2021 2023 特定
DVY 20        
IYR 20       10
JNK 4   16    
SPY 6 4      
VEA 34 10     6
VGK 22     18  
VYM 10     10  
XLE 10 20      

元から特定口座で買い付けたIYR10株とVEA6株、これも今回一緒に売却しますか。

一緒に新NISAへお引越しです。

これで合わせて大体191万円くらい。

新NISAの枠は240万円なのでまだ少し余裕がありますね。

2020年のSPY4株とVEA10株でも売って埋めるだけ埋めましょうかね。

2020年の分はまだ非課税の期間が1年残っているけれど、どうせ新NISAに移せは永久に非課税になるんだし、まあいいや。

これで約224万円。

大体こんなもんか。

あとまだ枠の残りがあればちょいちょい細かく埋めますか。

よし、こんな感じで2019年のNISA分を新NISAへ移していきたいと思います。

まずは、年が明けて2019年の分が特定口座に移されたのを確認してからですね。

それからでも遅くはない。

では皆さん良いお年を。

オザワークスでした。

"share"とは株式を意味する英単語でもある

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ABOUT US
オザワークス
なまえ:オザワークス 生まれ:1980年 投資は2013年から開始。長野県在住。 投資初心者、またははじめてアメリカ株に興味を持たれた方向けに「米国株の長期配当投資」を紹介しています。 自分自身も米国株投資家でして、配当金を再投資して株を買い続け、不労所得のさらなる増大を目指します。 また、分散投資を重視し、毎日配当金が入金するようなポートフォリオを作っていきます。 外国株CFDでも米国株に投資し、CFDを舞台に長期配当投資へ挑戦しています。 証券会社選びから税金関係まで、初心者向けの米国株情報ブログを目指します。