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ワンタップバイで米国株に投資してますか? PayPay証券で投資できる米国個別株の配当利回りランキング、2019年5月号です。
もくじ
PayPay証券の米国株、配当利回りランキング5月号
ティッカー | 銘柄 | 配当利回り | |
1 | IBM | IBM | 4.93% |
2 | XOM | エクソンモービル | 4.60% |
3 | TPR | タペストリー | 4.47% |
4 | GPS | ギャップ | 4.27% |
5 | GM | ゼネラルモータース | 4.16% |
6 | PFE | ファイザー | 3.55% |
7 | HPQ | HP | 3.51% |
8 | KO | コカコーラ | 3.33% |
9 | CAT | キャタピラー | 3.29% |
10 | XRX | ゼロックス | 3.21% |
11 | INTC | インテル | 2.82% |
12 | PG | P&G | 2.81% |
13 | CSCO | シスコシステムズ | 2.73% |
14 | BA | ボーイング | 2.44% |
15 | MCD | マクドナルド | 2.33% |
16 | MDLZ | モンデリーズ・インターナショナル | 2.03% |
SPY | SPDR S&P500 ETF | 1.86% |
ワンタップバイが取り扱う米国個別株全39銘柄のうち、配当利回りが2%を超える16銘柄を集めてみました。
一番下の【SPY】SPDR S&P500ETFは全米を代表する500社にまとめて投資できるETFです。おまけです。
利回りランキングの作者が個別株を一つも持っていない件
ぼくは毎月このブログで、ワンタップバイの米国株の利回りランキングを作って発表しています。
でも実は、ぼく自身は上の利回りランキングに入っている高配当銘柄をひとつとしてワンタップバイで投資していません。
他の証券会社では持っているんですけれどね。いえ、こう書くとなんかワンパップバイが問題のある証券会社みたいですね。
そんなことは全然なくて、ぼくの投資に振り向ける資金が足りていないだけです。
個別株もガンガン買っていきたいのが本音です。
ETFにだけ投資してます
じゃあ、ブログで紹介するだけしといて、ワンタップバイはまったく使っていないのかよ?
うん、それはそれでまた問題があると思うし、自分でもそういうのは嫌なので、ETFだけはコツコツ買っています。【SPY】SPDR S&P500ETFです。
ぼくのワンタップバイでのポートフォリオ
2019/5/14 | 数量 | 累計配当 | 2019年配当 | ||
ティッカー | ワンタップバイ・全体 | 0.34 | ¥63 | ¥51 | |
1 | SPY | SPDR S&P500 | 0.34 | ¥63 | ¥51 |
2018年7月から毎月1000円ずつSPYをコツコツ買っています。今はようやく合計で1万円分買えまして、配当も全部で63円もらえました。これからも続けます。
優れたETF、【SPY】SPDR S&P500ETFの説明を少し
【SPY】SPDR S&P500ETFの説明を少ししましょう。
【SPY】SPDR S&P500ETF、略してSPYはETFと呼ばれるものです。ETFとはひとつの会社の株(個別株)ではなく、いくつもの会社の株がまとまったものです。
ETFひとつに投資すれば、いくつもの個別株に投資するのと同じことになります。
SPYは、S&P社が選定した全米を代表する大企業500社にくまなく投資するETFです。
この500社は全米のみならず世界的なトップ企業ばかりであり、とりあえず上の利回りランキングにランクインする16社はすべてS&Pの500社に入ります。
安定した大企業にくまなく投資する。これを分散投資と言います。
SPYひとつに投資すれば、全世界に分散投資できるというとても便利な銘柄なのですね。
高配当個別株ではなく、低配当ETFを選ぶ理由
ぼくがワンタップバイで米国株投資を始めるにあたって、投資資金が十分準備できないことは当初からわかりきっていました。
それでもどうにかして米国株に投資したい。資金が少ないのだから、投資する銘柄は絞り込む必要がある。
そして結果として、配当利回り1.86%の【SPY】SPDR S&P500ETFを投資先として選びました。
配当利回り4.93%の【IBM】IBMではなく、利回り4.16%の【GM】ゼネラルモーターズでもなく、また3.29%の【CAT】キャタピラーでもありませんでした。
配当金狙いの投資をしているくせに、ぼくは何故配当利回り1.86%のSPYを選んだのでしょうか。
それは、個別株の配当につきもののリスクを回避するためでした。
高配当個別株のリスク
確かにIBMやGMやキャタピラーは、現在の配当利回りは高く、とても魅力的です。それに対してSPYは利回り1.86%と大幅に劣ります。
でもIBMの配当金は、IBMががんばって儲けないと株主に払うことができなくなってしまいます。GMやその他の企業も同じです。
至極当たり前のことですが、会社が儲からないと配当金は減らされたり、最悪止まってしまいます。
IBMほどの超巨大企業がそんなヘマは……と思うかもしれませんが、実はIBMは決算を発表するたびにその利益を減らしています。
今はまだ配当金を支払うだけの十分な利益や資金はあるようですが、この先も会社の儲けが減り続けるようであれば、IBMの配当もわかりません。
自動車のGMは今は大いに儲かっているようですが、自動車産業は競争が非常に激しく、電気自動車や自動運転など今後も研究開発費が莫大に必要です。
ものすごい費用をかけて研究したのに、それが他社に負けてしまったとしたら……普通に会社が傾きますよね。そういったことがGMのリスクです。
建設重機のキャタピラーはどうでしょう。キャタピラーのような建設重機の業界は、景気の波に弱いとされています。
つまり、世界の景気が良くてビルとか橋とかバンバン建設するとなったら、キャタピラーの業績は上がります。
でも今は、なんか世界経済が良くない方向へ向かっている感じですよね。
米中は貿易戦争の真っ只中だし、ヨーロッパはブレグジットでいつまでもゴタゴタしているし、日本はデフレ不況からなかなか脱することができない。
この先世界的不況に突入した場合キャタピラーの業績は……うーん、大いに不安です。
このように、個別の企業、そして個別の配当金は、ぶっちゃけ先行きのことはわかりません。
IBMの配当利回りが今は高くても、未来もずっとそうだとは言い切れない。これが個別株の配当が抱えるリスクです。
分散投資できるSPYの強さ
対して全米の大企業500社に分散投資するETFであるSPYはどうでしょうか。SPYの配当利回りは、500社の平均である1.86%と実に大したことがありません。
しかし、SPYの配当を支えているのは、1社の業績ではなく500社です。もしも500社のうちの10社がある日突然配当を出せなくなったとしても、SPYの配当への影響はほとんどありません。
これが分散投資ができるSPYの一番のメリットです。配当利回りは低めでも、手堅いんですね。
まあ、さすがに500社のうち半分の250社が倒産でもしたら、いくらSPYでもただでは済みません。
もっとも、そうなると米国の大企業250社が潰れているわけですから、米国経済というか世界経済自体が終わっている可能性のほうが高いわけですが。
そのときは、日本はきっと海に沈んでいるでしょう。
SPYを毎月コツコツと買う。おすすめです
ぼくはワンタップバイで米国株に投資するにあたって、ETFのSPY1本に絞りました。それは、投資資金が潤沢に用意できなかったためです。
でもこれって、多くの投資未経験者、または初心者にも当てはまることなのではないでしょうか。
そりゃあねえ、資金がいくらでもあったら、あれもこれもと好きな株を好きなだけ買えばよろしいんですよ。
でも、普通の人はそんなに投資にばかり、お金をつぎ込んではいられないものです。限られた投資資金の中でやりくりしていくしかない。
あるいは、さあこれから米国株投資を始めるんだ、って人も熱意はあっても資金的にはちょぼちょぼなのが大体です。
そういった資金的制約のある方には、高配当な個別株よりもぼくは分散投資できるSPYをおすすめしますね。
高配当利回りランキングを作っておいて何を言うのか、って感じかもしれませんが、なるべく投資で失敗してほしくないんですよ。
低配当でも安定しているSPYを毎月コツコツ買う。これが投資初心者の最適解だとぼくは思います。
個別株は、SPYという山がそれなりに大きく成長してから、でいいじゃない。慌てるこたーない。
オザワークスでした。
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