オザワークスです。
2020年2月の終わり、米国株がいきなり2日間で2000ドルの下落をしました。
特に投資を始めたばかりの方は、大層面食らっていると思われます。そういった方を励ます記事です。
2日間で2000ドルなど大した下げではありません。
この先もっと株が下がるというのはありません。
今まで通りのスタイル、ペースで投資を継続しましょう。
当たり前のことが書いてあるだけです。
「この先もっと株が下がるというのはありません」などと偉そうに書いておりますが、書いたその夜にダウ平均はみたび1000ドルの下落に見舞われました。
まったくもって予想が外れましたことを、ここに謹んでお詫びします。
ただ、本当にこんなに下がるとは思っていませんでした。今でも、明らかに下がりすぎなんだけどなあ、と内心ではそう感じております。
本当に株価はよくわからない。改めてそう思いました。
え? 今夜の米国株?
ホホホ、またそのようなお戯れを……。
もくじ
史上最大の下落幅、らしい
2020年2月の第4週、米国株が急落しました。
ダウ平均の1年チャート
2日間で2000ドル下落しました。
これをしてテレビなどでは「史上最大の下落幅」などと不安をあおるような報道が目立ちます。
が、本当にそうでしょうか?
下落した率を見ろ!
確かに1日で1000ドル超急落したというのは、下がった金額で言えば「史上最大」かもしれません。
でも、こういうときは、下がった金額ではなく、下落した率で見ましょう。
直近2万9000ドルのダウ平均が1000ドル下落した場合、下落率は3%ちょっと。
3%の下落なんてちょいちょいあるもので、絶対に「史上最大」ではないし、歴代トップ100にも入らない。よくあることなんです。
10年スパンで見れば下落などそもそも起こらない
さらに、時間的視野を広げて見てみると、大した下落ではないことが明らかです。
ダウ平均10年チャート
ここ10年のスパンで見れば、下落? 何が? いつ? どこで? といった具合です。
これは冗談ではなく、10年前からダウ平均に投資している投資家からしたら、今回の下げなど下落の体をなしてすらいないです。まったくの無傷でしょうね。
これは同時に、より早く投資を始めたほうが良いことが多い、ということの証明にもなっています。
つい先週米国株投資を始めた人が一番の被害者なんですね。
コロナウイルス騒ぎ過ぎの感あり
そんなこと言ったってこれから先、株価がどんどん下がるかもしれないでしょ? コロナウイルスとかで。
その心配は一見もっともらしいのですが、ありえません。
まずコロナウイルスは、感染力は高いですが、致死率は低いです。諸説ありますが、1%~2%の間。もちろん、各国の衛生環境で異なります。
そんなにバタバタ人を死なすような力は、コロナにはありません。インフルエンザのほうが怖いくらいです。
コロナで亡くなった方で70歳以下の事例を聞いたことがありますか? 抵抗力のある現役世代は、かかりもするし多少は具合も悪くなるけれど、まず死にません。
ちなみに2003年のSARSが致死率12%~13%と言われています。こっちのほうがマジやべえです。
クライシスの判断は、資本主義システムが壊れるかどうか
そんなコロナウイルスですから、世界中を騒がせるだけ騒がせますが、それだけです。何か世界のシステムに大打撃を与えるような脅威にはなりえません。
世界のシステムとは、米国を中心とした資本主義経済です。資本主義が根本から破壊されない限り、米国株に敗北はありません。
感染症だけでなく、今後も様々な「理由」で米国株はたびたび下落します。戦争とかテロとか。
そのときにも是非考えてもらいたいのが、今の資本主義経済のシステムが壊れるのかどうか、です。
もし壊れそうというわけでもなかったら、その下落は見せかけの下落、気分の下落です。気にせず株を買いましょう。
逆にもし資本主義が壊れそうだったら、ていうか壊れたら? そのときは多分人類の終わりでしょうから、好きなだけ好きなことをしましょう。
ではどうすべきなのか?
では、今回の株価の下落でぼくたち投資家は一体どう行動すればいいのでしょうか?
答え、特別何かをする必要はありません。
これまで通り、淡々と、コツコツと、自分の投資を自分のペースで続けましょう。それだけです。
米国株は今後とも長い目で見れば緩やかに上がっていきます。今株が下がったからといって売る必要はないし、下がったから全力で買いまくる効果も微々たるものです。
投資はタイミングの良し悪しなどではなく、継続がすべてです。株価の下落など気にせず継続しましょう。
よって、絶対にしてはいけないことは、投資を辞めることです。これだけはいけません。絶対にいけません。
投資ブログを読むと気分が和む、かもしれない
それでも株が下がったのが気になる。眠れない!
そんなひよっ子投資家さんは(ベテランになるほどそういうことはなくなる)、投資ブログなんか見てみるのをおすすめします。
そうするとわかるはずです、ああ、下がって損してるのは自分だけじゃないんだな、って。
株が突然下げたとき、そのダメージは実に平等です。ぼくももちろん食らっています。はっきり確認したわけではありませんが、ここ数日で多分100万円以上は融けていると思います。
それでもこうやって元気にブログを書いているんです。他の投資家も一緒。みんな食らってる。
あなただけじゃない。
そう考えたら、ちょっとは気が楽でしょ? そして、株が少し下がったくらいでは人は死なないということもわかったでしょう。
それが投資家としてのまた一歩成長です。
さあ、明日からも腐らずしぶとく継続しましょう!
オザワークスでした。
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