オザワークスです。
ブラジルのぼんくら銀行から予想外の配当が届きました。本日のテーマは、最近のネット証券ちょっとたるんでない? です。
2018年合計 $1603.55 今まで全部合計 $13097.22
2018年CFD配当 ¥3029 今まで全部CFD配当 ¥4356
引き算すると、
$0.78-$0.87=$-0.09
で、なんと配当金が入金したにもかかわらず0.09ドルのマイナス。
こんなバカなことが起こるなんて…
もくじ
相次ぐ配当入金の遅れ
2018年4月~5月、配当金の入金処理の遅れが目立っています。
事件の現場はSBI証券とマネックス証券。まずはSBI証券から行きましょう。
ネット証券の王者SBI証券、どうした!
ぼくはSBI証券に関しては、NISA口座のみ使用しています。
そのNISA口座に入れてあるバンコブラデスコという銀行銘柄、そう、今日まさに配当が入金した銘柄です。このバンコブラデスコは、個別株としては珍しく毎月配当金を出すタイプの銘柄です。通常であれば、毎月多少のばらつきはありますが、10日~20日の間に雀の涙のような配当を入金させてくれます。
それが4月、配当の入金がありませんでした。どうしたのだろう、と思っていると5/10何食わぬ顔で5月分の配当を入れてきました。おいおい、どういうこっちゃい。額にして100円にも満たない配当です。ぼくとしてはこういうのは気持ち悪い性分なのですが、この少額に大騒ぎするのもどうか、悩みました。
そして5/22またバンコブラデスコから配当金が来ました。この5月、2度目の配当です。
いえ、違います。今日の配当でわかりました。ひと月に2度配当があったわけではなく、5/10の入金分、あれが本来であれば4月に入金しているはずの分だったのです。
要は、ただの遅れです。約一ヶ月もの遅延です。
ネット証券界に君臨する王者、SBI証券としてこのざまはどうか。もちろんバンコブラデスコの現地支払い日は、淡々と10日前後で毎月支払われています。だからあっちは悪くない。証券会社で止まっているのです。
遅延王! マネックス証券~配当編
さて、もう一つはマネックス証券ですね。マネックス証券の配当入金処理の遅さはかねてからで、それもご愛嬌とこちらも小うるさいことは言いませんでした。ついでに言えばマネックスは、日本円を米ドルに替えるのも激遅。
そんなのんびり屋さんなマネックスですが、この5月はさすがに酷い。ぼくものんびりしてると人から言われるほうですが、そんなぼくでもこれは心配になります。
マネックス証券ではこの5月、カナダ国籍の銘柄の配当入金がかなり遅れています。【BNS】バンク・オブ・ノバ・スコシアと【CM】カナディアン・インペリアル・バンク・オブ・コマース、ともにカナダの銀行株です。それぞれ現地での配当支払日が4/26と4/27になっています。
ですが、ぼくの手許に配当金が来たのが、ようやく経っての5/14です。これは遅くないか? 確かにゴールデンウイークを挟んではいたけれども、余裕で2週間飛ばしてるじゃないか。
……でも、この2銘柄はまだいいほうです。まだ配当が来てくれたんだから。5月、まだ来ないアイツがいる。
【SJR】ショー・コミュニケーションズの配当がいまだに入金しない問題
ショーコミュニケーションズというカナダの放送局がありまして、バンコブラデスコと同じく毎月配当の5月分が5/22現在まだ入金していません。
このショーコミュ、いつもなら月の始め、いの一番に飛び込んで来てくれる先駆け番長としてぼくはかわいがっています。5/2の入金をぼくは期待していましたし、そうでなければゴールデンウイーク明けの5/7には「遅くとも」入っているはずだ。そう思っていたのです。
が、現状はどうだ。5/22になっても配当の影も形もない。一体どこへ行ってしまったんだ?
生来弱気で引っ込み思案なぼくのこと、なかなか証券会社へ問い合わせをしてみる、ということも勇気がなくてできません。しかし、これはさすがに遅すぎる。電話でもしてみるか、とコールセンターの番号を押し始めたところに、思いがけない奴が到着してぼくはまた考えを改めました。
遅延王! マネックス証券~ADR手数料編
マネックス証券である種の株(ADRというやつね)を保有していると、銘柄によって「ADR手数料」なるものを徴収されます。まあ、銘柄の保管料に近い感覚のものです。額は知れてます。
このADR手数料、当該銘柄の配当入金の度にちょびっと取られます、通常は。基本的には配当の入金日と同じ日に手数料も引かれ、手数料が入金日の翌日というパターンもままあります。いずれにせよ配当金と手数料は、ADR銘柄にとってセットである感覚です、いや、でした。今日という日が来るまでは。
【SAN】サンタンデール銀行というスペインの銀行があります(なんか銀行株ばっかりだな)。このADR銘柄が今回問題になりました。
5/15サンタンデールの配当が入金しました。ぼくはもう何年も前からコイツの株主なので、サンタンデールが配当の度にADR手数料を取られるのはもちろん知っています。入金日当日は引かれなかったので、じゃあ次の日だな、と軽く考えていました。
一週間後、5/22ADR手数料だけひっそりと口座から引かれていました。こんな、手数料だけ一週間も遅れるなんてことは初めてです。今まで一度もないです。全然引かれないので、手数料なくなったんだ良かった、なーんて思っていました。
いや、遅延王のマネックスさん、新技ですね。配当のみならず、手数料徴収の遅延までやって来ましたか。この一週間の間にぼくがもし口座を閉鎖したりしたら手数料取れませんね、どうするんですかね。
サンタンデールの手数料問題でぼくは確信しました。前述のショーコミュの配当もただ遅れているだけだって。マネックスの社員さん、仕事して。
米国株の配当は、日米で入金日がずれる、と言うけれど
限度があるわいな。
SBI証券マネックス証券、それぞれのサイトのよくある質問的なページには、このように出ている。
SBI証券
マネックス証券
SBI証券は「おおむね1~2日後」、マネックス証券は「おおむね一週間以内」に入金しますと書いてあります。
どこがじゃ!
「原則」「通常」「おおむね」汚い大人がよく使う言質を取らせない単語の連発です。では一ヶ月遅れるのは例外か? 特別なことなのか。
お金のことに関して遅れたりするの、印象大変良くない
個人経営じゃないんだから、ことお金に関することでこうやって遅れたり、その遅れに対して何のアナウンスもないのは、どうにも印象がよくありません。だらしなく、間抜けでルーズに見えます。
証券会社です。信用が何よりも大事でしょうに。
また、そもそも日本と本国アメリカで配当金の受取日がずれること、これを当たり前だと思ってもらっては困ります。ずれて当たり前、数日遅れて当たり前、そんなんだからこういうことが起こるのではないでしょうか。
まあ、システムとか色々難しい面があるのかもしれませんが、この点は是非ともチャレンジしてほしいです。
ぼくはネット証券というものが基本的に好きです。だからもうちょっとがんばってもらいたい。そう思うのです。
長々と、オザワークスでした。
【SAN】サンタンデール銀行のADR手数料 $-0.87